二月の最終週に、現職首相と元首相が直接対決する「政治ショー」が二度も行われた。
一度目は、二十六日の衆院予算委員会。
岸田文雄首相と対峙した立憲民主党の野田佳彦元首相(66)は冒頭、「同い年で一九九三年の同期当選。九三年の総選挙の最大の争点は政治改革だった」と語りかけた。自民党の石破茂氏や公明党の赤羽一嘉元国土交通相らの名を挙げ、熱い政治改革論をぶつけ合った思い出を紹介した上で、「(岸田首相とは)当選後に割り当てられた議員会館の事務所は七階の隣同士だったが、政治改革の議論はしていない」と述べた。