自民党の裏金事件を受けて設けられた衆院政治改革特別委員会のメンバーでひときわ注目を集めているのが、立憲民主党の野田佳彦元首相(66)だ。
 一昨年十月の安倍晋三元首相をしのぶ追悼演説が好評で、野田氏は、立憲では珍しく保守層の支持を得る。一方で、首相時代の二〇一二年十一月、衆院解散に踏み切り、当時の民主党は政権を失ったため党内に敵が多く、本人も「私に対する怨念がまだ強烈だ」と漏らすほどだ。その野田氏が今回、前面に出てきたのにはワケがある。 
週刊文春デジタル