寄る年波で、おんぶする側から、おんぶされる側になった……そんな句が、多く寄せられました。僕もそのうち、そうなるのかな。もう足は良くなくて、正座ができないから釈台を置いてあぐらかいて高座を勤めてるんだけど、座布団までは自分の足で歩きたいな。
以前、『スプリング、ハズ、カム』という物語の、映画版と舞台版で、お父さん役を演(や)らせて頂いた事がありました。大学入学を控えた一人娘をおんぶするラストシーン、正直、足が辛かったな。舞台版では、おんぶしようとしてできないって演出に変えてもらいました。芝居は再演したいけど、もう足が無理かな。
さてさて、のらりくらりとまいりましょう。