週刊文春デジタル
「運転で気に食わないことがあると後部座席からドーンとシートを蹴り上げる。それで、運転手には『赤信号でも行け』と。今だとパワハラでアウトだけど、なんともいえないエネルギーと突破力に溢れた人でした」
七月十日、日本最大の医療法人「徳洲会」の設立者・徳田虎雄氏が八十六歳で死去した。稀代の病院王との思い出を振り返るのは、徳洲会の特別顧問を務めた“盟友”石井一二(いちじ)元参議院議員(87)だ。