上半期が終わった。
 1年に2クールもドラマ書くもんじゃないな。娯楽をずいぶん我慢した半年でした。観た映画、舞台、ライブについて書くのはさんざんやったので、今回は観られなかったエンタメについて、その素晴らしさを想像し、こみ上げる悔しさを綴ってみようと思います。
 2月は、どこへ行っても「ふてほど観てます」「不適切、最高です」と言われるのが嬉しくて、のこのこ出かけました。だけど歌舞伎座は行けなかった。夜の部、中村勘太郎くんの『猿若江戸の初櫓』、勘九郎&長三郎親子の『連獅子』を見逃したのは悔やまれる。 
週刊文春デジタル