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春日太一の木曜邦画劇場 第608回「西田敏行の、野蛮で恐ろしくても奥底に純な心を宿す演技が抜群だ!」『天国の駅』
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春日太一の木曜邦画劇場 第608回「西田敏行の、野蛮で恐ろしくても奥底に純な心を宿す演技が抜群だ!」『天国の駅』

2024-11-14 05:00
     西田敏行が亡くなった。
     西田といえば、テレビドラマ『池中玄太80キロ』や映画「釣りバカ日誌」シリーズに代表されるような、ホノボノした人情味あふれる作品を思い浮かべる方も多いだろう。ただ筆者としては、その正反対の役柄を演じた時の西田が好きだった。
     たとえば映画『敦煌』の傭兵隊長や大河ドラマ『武田信玄』の山本勘助など、基本的には寡黙に自身の役割に従事しながら、時おりゾクッとするような凄みを見せる――。そんな役柄を演じる西田に、たまらなく惹かれていた。
     今回取り上げる『天国の駅』も、そうだ。 
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    週刊文春デジタル
    更新頻度: 毎週水,木曜日
    最終更新日:2024-11-14 07:09
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