大谷翔平とドジャースがヤンキースとの第五戦を制し、ワールドシリーズ(WS)優勝を達成したのは十月三十一日(日本時間)だ。
 この日は、前半で五点差つけられた試合を大逆転した劇的な勝利だった。
 この一年の大谷とチームが重なるような展開だなあと中継を観ながら思う。開幕直後には通訳・水原一平の違法賭博事件が発覚した。大谷もキツかったろう。
 そんな彼がやっと本塁打を打ち始めたとき、同じく新規加入のテオスカー・ヘルナンデスが、アーチを放って還る大谷にヒマワリの種を大量に投げつけ祝福した。いい光景だったな。 
週刊文春デジタル