「遺産目当てだということを、私は誰にも隠していません。社長も私に遺産をもらってほしいと。結婚したのは、お金の関係です」
 証言台に立つ須藤早貴被告(28)は、はっきりとそう言い切った。社長とは元夫。“紀州のドン・ファン”と呼ばれた、和歌山県田辺市の資産家・野崎幸助氏(享年77)のことだ。 
週刊文春デジタル