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どうも、タダツグです。
今回のブロマガでは、今なお僕の中で強烈な思い出となっている『とんでもクライシス!』について、みなさんと振り返っていきたいと思います。
その前に、いつもの告知から!
本日夜の『ザ・ワールド・イズ・マインZ』、ゲストはGAINAXの山賀社長が再びシシララTVに降臨! なんでも、GAINAX流の企画会議をスタジオで再現するとかしないとか? これは見ないと普通に損ですよ。ゲームDJ不在のなか、笹原和也さんがどんなトークを引き出してくれるのかにもご注目ください。
次に、来週月曜日の「つくった人がゲーム実況」。今回は、セガサターンの隠れた名作
『仙窟活龍大戦カオスシード』を、つくった人とプレイします。『カオスシード』か……じつは、僕も名前だけは聞いたことがあるのですが……。いったいどんなゲームだというのか!!
みなさん、上記からタイムシフト予約をよろしくお願いします。
ということで、ここらへんで『とんクラ!』のお話に戻りましょう。いやはや、本当にとんでもないゲームでした。その名に恥じないはじけっぷりで、僕の大好きなゲームの1つになりました!
当日は本作の開発を手掛けた、ポリゴンマジックの林真理さんにお越しいただき、さまざまな裏話を聞かせていただきました。林さん、その節はお忙しいところにありがとうございます。
ちなみにこの『とんでもクライシス!』とはどんなゲームかといいますと。一言で表現するならば、「おもに連打でさまざまな危機を乗り越えるミニゲーム集」ってところでしょうか。アクション、リズムゲー、パズルなど、さまざまなミニゲームが盛り込まれているんですが、要所で連打を要求されるのが味なんですよね。しかも、難易度も総じて高めっていう(笑)。
ストーリーもかなりぶっ飛んでまして、日本の平均的なイチ家族である棚祭家の人々が、おばあちゃんの誕生日を祝うために職場や学校から自宅へ帰宅する姿がオムニバス形式で描かれます。
つまるとろここの帰宅路がね、本当にとんでもないわけです。マジで色々なクライシスが待ち受けていてビックリ仰天。サラリーマンである父親が高速で落下するエレベーターからの脱出を迫られたり! 普通の主婦である母親が訪れた先の銀行で強盗に襲われることになったり!
なぜか小さくなった長男がカマキリやクモといった昆虫に襲われることになったり、長女がUFO騒動に巻き込まれたりとかね……。
なんというか、「日常のいたるところにクライシスは潜んでいるんやで」っている、林さんたち開発スタッフからの警鐘だったんじゃなかろうか、こいつ。ほんと、世の中には危険がいっぱいだ。
ちなみに本作、ミニゲームひとつひとつにサブタイトルがついていて、ものすごい愛を感じます。そのネーミングセンスもすこぶる秀逸。「インデペンデンス・ベイ」とか「いまさらタイタニック」とか「トップがんもどき」とか「ベアー・ウォーズ」とか……。いわゆる名作映画のタイトルからインスピレーションを受けている……つまりはモジっている系のサブタイトルの数々、その力技に我々はただただ笑うしかないっていう、ね。ほんとサイコーだぜっ!!
いたるところで、めっちゃ大上段からあれでもかこれでもかって攻められて、気付けばドップリとその世界観にハマってしまっていました。ものすごい中毒性ですよ、この『とんクラ!』。
ってなわけで、せっかくですからタダツグがとくにビビッときたミニゲームを紹介しておきましょう。
●恋と花火とツボと観覧車(父・種男の章)
父親が家路を急ぐなか、突然謎の女エージェント(?)の不二峰子(なんてベタなネーミング……ちなみにボイスは夏木マリさん)と、夜の遊園地の観覧車にしけこ……乗り込むというもの。観覧車の中で、峰子さんのコリコリと固くなった部位をマッサージで刺激して、そのコリをほぐすというゲーム性です。たぶん、肩こりなんだろうなぁ、峰子さん。
これがゲーム画面。ぶっちゃけ、観覧車の中なんてまったく見えない。そんな中、峰子さん(CV:夏木マリさん)の妖艶な声「あっはぁ~ん、もっと上ぇ~ん(はーと」を頼りに方向キーを入力し、こっているポイントを探すというゲーム。失敗するたびにあま~い声でささやかれて種男が興奮し、ボルテージが高まり過ぎるとゲームオーバーになるということで。つまるところは、いかにして少ない試行回数で峰子のコリをほぐすか、という単純明快ながら、なんというか、我々のオスの部分を刺激されるミニゲームでした。ふぅ、やれやれだぜ……。
ちなみにこの時、DJの悪ふざけでタダツグのニヤケ顔がワイプの域を超えてデカデカと主張しておりました(苦笑)。これ、めっちゃ真剣でしたからね、俺はね。でも、お見苦しいものをお見せしてすいません……。
●トップがんもどき(母・悦子の章)
おかんが乗り込んだ戦闘機を操作して、敵戦闘機の体当たり(!)やシェルターの扉を回避しつつ、外を目指して飛ぶというミニゲーム。
じつは、わたくしことタダツグは映画『トップガン』が大好きでして(トム・クルーズ演じるマーベリックの大ファン)。戦闘機なんて乗ったこともないわけですが、懸ける意気込みが違ったね。このミニゲームだけは、ゲームDJも「やりよるな」と感心するほど、華麗にクリアできるようになりました。ボクにも敵が見えるっ!!
……ええ、その境地に至るまで何度もゲームオーバーになりましたけどね。ははは……。
●地獄のアリジゴク(長男・ツヨシの章)
ミクロなキッズになってしまった長男が、地獄のアリジゴクに飲み込まれないよう脱出を図るという黙示録系ミニゲーム。ツヨシはまだおチビだから、歩くのがノロくてやきもきするんだコレが……。ほんと、ツヨシしっかりしなはれ!
とはいえ、この時のタダツグは何かが覚醒していた。頭上からは巨大な石がごろりごろりと襲ってくるわけですが、それを緊急回避でシャッ!とかわすのが、この上なくカ・イ・カ・ン! DJにも「ニュータイプにでも目覚めたか?」とホメられるほどの回避力を発揮できました。
余裕だぜっ! 長男パートは比較的短時間でクリアできましたね。その勢いで、長女パートもガンガンクリアしていくわけですが、最後の最後にとんでもないミニゲームが用意されていたわけです。それがこちら。
●クレーンシャー・クレーンシャー(長女・リリカの章)
こちらが、本作のクライマックス。長女のリリカが乗った自転車を操作し、巨大なクレーン車の追撃から逃げ切るってミニゲーム。
これがね、どうにもキツかった。何がキツいって
・自転車を前進させるには、○と×ボタンを交互に連打する必要がある
・クレーン車は巨大な鉄球や砲撃(!)で自転車を攻撃してくるので、これを回避せねばならない
って部分。
まず連打ですが、○と×ボタンを交互に(しかもかなりの速度で連打しないと追いつかれる)っていうのがミソで、ぶっちゃけ親指だけで連打していても追いつかない。
いわゆる「ピアノ打ち」で、めっちゃ連打しまくらなければならないわけですが、ここまでの戦いですでに握力がかなりキテいたタダツグは無念のリタイア。ここで、我らがゲームDJがコントローラを握ることに!(ちなみにタダツグはこの翌日、連打のし過ぎでめっちゃ筋肉痛になった)
普段、バンド活動の中でベースを担当しているだけあって、あざやかな指使いで交互連打するDJ。しかし、ここで立ちはだかる第二の壁!
「連打に集中していると、敵の攻撃が避けられない……」
これ。これよこれ。最後の最後にえっらいミニゲームをブッコんでこられますなぁ!!
もちろん、こんなことであきらめる俺達ではありませんが、複数回の挑戦により、DJの握力も大きくケズられることに……。
どうにも窮地に追い込まれたシシララTV。しかし、ド深夜まで我々の配信に付き合ってくれている視聴者のみなさんの期待に応えるためにも、こんなことであきらめるわけにはいかないっ!!
ということで、決死の我々が思いついたのが、「ゲームDJが連打を、タダツグが自転車を操作して敵の攻撃を回避することを担当する」という、まさかの共同作業。男2人が1つのコントローラを握り合うってシチュエーションからしておかしいわけですが、この時の我々はそれだけ必死だったわけで……。
この作戦、思いのほかハマっていい感じだったわけですが、タダツグにいたってはこの表情。ガチすぎんだろ! でも、なんかピュアやんけ! 見ていて自分で恥ずかしくなるわ!! テキストを書く手が止まるほどに恥ずかしいぞ今、俺はっ!!
そんな俺を横からチラ見して、DJがちょっと笑いそうになっているのがまたおもしろいんですけども(笑)。まぁ、気持ちはわかります。このアゴはひどいぜ、タダツグよ……(自己嫌悪)。
それはさておき、「初産の前に大きくなったお腹を温めている妻を、優しく支える旦那」的に見えなくもないこのプレイスタイル。互いに互いをフォローし合い、複数回の挑戦を経て、なんとかクリアすることに成功ッ!!
クリアの瞬間は、不覚にも大きな声が出てDJとハイタッチ。視聴者のみなさんの応援にも心を支えていただき、なんとか最後まで行き着くことができました。感動!(自分でも言うのもなんだけど、ホントに感動したんだよなぁ……w)
『とんでもクライシス!』、ひと筋縄ではいかないとんでもゲーですが、今遊んでもなおハマれる怪作です! みなさんにもぜひ遊んでもらいたいなと思います!!
さてさて、話は変わって、最近の恒例企画となりました「ストーリーキューブ」。その記念すべき第1回目のストーリーは、この『とんでもクライシス!』回で「第一部 完」となったんですよね。せっかくですので、そのまとめ版を掲載してみましょう。ちなみに、お題となったキーワードは赤文字にしてみました。それでは、はじまりはじまり~!
■まだ見ぬハンバーガーを求めて(仮題)
<1-1 作:丹沢悠一さん(スクウェア・エニックス)、ゲームDJ、タダツグ>
あの日俺達は、キャンプファイヤーの前で語り合ったよね……。
「今までに食べたことがないようなハンバーガー、食べてみたくね……?」って。
さっそく、まだ見ぬ食材を求めて旅だった俺達だったが、海で突然、魚に飲み込まれてしまったんだ。魚はとにかく巨大で、胃袋の中には森が広がっていた……。
その森の中をあてもなく探索する俺達。ふと耳を澄ませると、どこかの木の上から、猫の鳴き声が聞こえてくる。
「にゃあにゃあ、にゃあにゃあ」
そこにはなんと、本に閉じ込められている猫の姿があった。
<1-2 作:ゲームDJ、タダツグ>
その猫を助けようとした矢先、魚のお腹の中に太陽と月が同時に上り、そして俺達は、謎の声を聞くことになった。
「まだ見ぬハンバーガーの食材を探す者よ……まずは言葉を話す花を探せ。それが道しるべじゃ……」
言葉を話す花か、さっそく探すぞ! ということで魚からは脱出だーーー!
ドーーーーン!
俺達は、魚の眼を突き破って飛び出した。しかしそこに、謎の手が飛んでくる。
「おーーーい君達~、魚のお腹の中にカバンを忘れとるで。ちゃんと取りにいったほうがいいで~~~」
「な、なんだってーーーー!?」
<1-3 作:松山洋さん(サイバーコネクトツー)、笹原和也さん>
「マズいな……。カバンの中にはケータイ電話が入っている。あれがないと、次の場所に進むことはできないぞ」
俺達は、再び魚の中に入ることを潜入することを決意した。魚の口のところにハシゴを見つけた俺達は、それを利用して魚の胃袋を目指す。しかし、胃袋にたどり着いたと思いきや、そこにはバナナが落ちていて、俺達は見事にひっくり返ることなった……。
だが、人生は何が起こるかわからない。滑ったことで、はじめて気が付くこともある。ひっくり返って見上げた魚のお腹、そこにはなんと、ハンバーガーが引っかかっていた。どうやらこの魚、バナナの前にハンバーガーまで貪り喰っていたらしい。
残念ながら、俺達が探す「今まで食べたことがないハンバーガー」ではなかったが、この普通のハンバーガーを食べたことでお腹がふくらんだ俺達は、一気に視野が広がり、魚の胃袋に色々なものが落ちていることに気が付く。
胃袋の中にあった箪笥からライターを見つけた俺達は、これまた胃袋にあった木材などを燃やして、火をつけることに成功。突然、自らのお腹の中で火がついた魚は驚き、勢い込んでムセ始める。その咳によって吐き出された俺達は、海中に放り出されることになった。
空気を求め、急いで海上を目指す俺達は、なんとか無事に海からの脱出に成功する。そんな俺達の目に、太陽の光がまぶしく差し込んでくるのであった……。
<1-4 作:ゲームDJ、タダツグ>
そのまま少しの間、海にただよっていた俺達。いつの間にか空には、美しい月が浮かんでいた。
それを見上げて、思わず笑顔になる俺達。そのとき、突然心臓が高鳴った!
「ア、アッツーーーーーーーーイ!! アッツイよぉおおおおおおおお!!」
いきなり、仲間の1人が叫び出す。なんと、彼の服には炎が燃え盛っていた。
先ほどの魚の腹中での騒動の際、いつの間にか引火していたのだろうか……。
どうすることもできず、暴れる仲間を見つめる俺。彼は足の裏がこちらに見えるほどに大きく動き回る。そのとき、俺は気づいてしまった。
「おい、その足の裏にくっついているものはなんだ!?」
そう、それこそが、今まで食べたことのないハンバーガーの素材である、
「グルメフラワー」だったのである……。
──第1部 完
いやはや、なんですかねこの突拍子もないストーリーは(笑)。でも、ダイスで出た目に沿ってストーリーを作るわけですから、これもご愛嬌ということで。リアルタイムでは2つ目の物語も完結したばかりですので、こちらは『ブラッド オブ バハムート』のブロマガでまとめて掲載しようと思います。
ということで、恒例の後告知!
本日の夜21時より、「ザ・ワールド・イズ・マインZ」をお届けします。久しぶりにお越しいただくGAINAXの山賀社長がどんなトークを聞かせてくれるのかにご注目!
でもって、来週月曜日の「つくった人がゲーム実況」は『仙窟活龍大戦カオスシード』をプレイします。こちらも下からぜひ、タイムシフト予約をお願いいたします。
気が付けば、師も走る12月。お忙しい方もそうでない方も、夜はぜひシシララTVと一緒に過ごしましょう! それでは、本日はこのへんで。タダツグでした~!
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