はじめまして、毬栗楓です。「ニコニコ×コスプレ」をテーマに、ニコニコでコスプレイヤーとして活躍しているユーザーさんをご紹介・PRしたく、「池袋ハロウィンコスプレフェス2023」にて事前にインタビュー取材・撮影をお願いしてご快諾くださったコスプレイヤーさんへ、取材・撮影をさせていただきました。
今回はコスプレで踊ってみたや、コスプレパフォーマンスで活躍されているイクラスタ!さんに結成から今に至るまで、衣装への想いなどを熱く語っていただきました。ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。
──自己紹介をお願いします。
シホ:
シホです。平安名すみれちゃんを担当してます。私達イクラスタ!は「ラブライブ!スーパースター!!」のLiella!1期生5人のメンバーのコスプレパフォーマンスユニットとして活動しています。主にニコニコ動画や、動画サイトに踊ってみた動画をアップしています。
鶏子:
鶏子です。ダンスが得意な嵐千砂都ちゃんを担当しております。
すずな:
すずなです。歌が大好きなセンターの澁谷かのんちゃんを担当しています。
みぃ:
みぃです。周りには、ぉみぃと呼ばれています。バレエがとても得意で芯の強い葉月恋ちゃんを担当してます。
Pomi:
Pomiです。中国から留学生として来日している唐可可ちゃんを担当しています。
──ユニットとしてどんなことにチャレンジしていますか?
このラブライブ!という作品は声優さんが実際に歌って踊ってコンサートなどをされているのですが、その声優さんや、実際のアニメ映像の再現にこだわっています。
踊ってみたを通して、たくさんの人にこのラブライブ!スーパースター!!Liella!の素晴らしさを伝えたいなと思っています。
──結成から今に至るエピソードを教えてください。
Liella!の踊ってみたでステージに出てみたいというところからスタートし、5人のメンバーを集めて、一回限りのステージ出演を目的にチームを組みました。その中で、本番に向けて練習を重ねていくうちにとてもチームの雰囲気が良かったので、このままできれば単発で終わらせることなく、活動を続けていきたいと思い、活動の継続を提案をしたところ、みんな満場一致で続けていきたいということで、継続して固定のコピーユニットとして活動していこうとなりました。
結成が2021年2月頃で、初ステージが9月だったので、初ステージまでの間は少し期間が空きました。実際に練習を始めたのは曲が決まってからだったので2ヶ月くらいでした。
──コスプレをして踊ってみたにチャレンジする上で大変だったことや、大切にしていることはなんですか?
最初にチャレンジした曲に関しては途中でジャケットを脱ぐ衣装替えがある曲だったのですが、意図したタイミングできちんと脱げるのかという点を試行錯誤しながら進めました。コスプレで踊ってみたにおいては、キャラクターの格好で踊るので、パーツが色々衣装に付いているので、ステージ上で落ちてしまったりすると、お客さんはそこに目がいってしまってパフォーマンスにお客さんも集中してもらえないし、私達も集中力が欠けるので、そういったことは一切ないよう努力しました。
また、普段からヒールに履き慣れてる子もいれば、日常的にフラットのシューズを履いている子にとっては、少し高くなるだけで、踊り辛さは格段に変わってきます。また、楽曲に合わせて靴選びもしています。今回は全員色が微妙に違うので、色を合わせるために、それぞれ近いマスキングテープを買って自分の靴に貼り付けたり、近い色の靴をネットショップで見つけて購入したりしました。
コスプレはキャラクターの姿を借りている以上、作品が大好きな人が見た際に本物だと思ってもらえるようにできる限り近づく努力は必要だと思っているので、その点は大事にしています。
──衣装へのこだわりを聞かせてください。
Starlight Prologueという楽曲の衣装は、みぃ・鶏子・すずなの3人で自作しました。マントをグラデーションに染めた点に特にこだわりました。メンバーのカラーごとに、オレンジから緑に、緑からピンクに、ピンクから水色に、水色からブルーといったグラデーションだったので、真っ白な布の状態から綺麗にグラデーションになるように染めました。
Starlight Prologueはニコニコ動画にも投稿しているので是非ご覧ください。
この動画は編集にもこだわっていて、スターラインというキャラクターカラーが実際のアニメーションでも表現されていて、これをどうしても編集で表現したくてお友達のやきにくさんに編集してもらいました。
毎回衣装を自作はしているわけではありませんが、その作品の素晴らしさを動画を通して、いろんな方に伝えたいと思っているので、細部もきちんとアニメーション通りにコスプレをする努力はしています。
今回の衣装で言うと、実際に手に入れたティアラはアニメーションと認識の違うものでした。ただ、このティアラは物語のエピソードとしてこの衣装にとってとても大事な役割を果たすものなので、初めてレジンを使ってストーンのところを作りました。すみれちゃんのウッグの縦ロールも元から縦ロールのベースがあったものを巻きの向きが納得いかず2日かけてロールを解き、さらに梳いて巻き直しました。
──ステージパフォーマンスと踊ってみた動画は表現が違うと思いますが、それぞれ気をつけていることはありますか?
ステージはお客さんを含めてのステージだと思っていて、ライブはライブのノリがあって、例えばお客さんありきのアクションやノリがあるので、そこはアニメではなく声優さんの振り付けに寄せています。
一方で動画の時はキャラクターの姿を借りている立場なので、アニメの振り付けに寄せることを意識しています。
──ニコニコ動画に動画を投稿した際にもらったコメントで印象的だったものはありますか?
一番嬉しいコメントは「揃ってる」です。練習の時に細かいタイミングや手の角度などを話し合って決めているので、そういったところを見てもらえたと感じて嬉しかったです。また、コスプレで踊ってみた投稿ユニットとして活動しているので、キャラクターが好きな方から「解釈一致」と言われた際はとても嬉しいです。自分が届けたいものや表現したいものが伝わったことをより感じるタイミングでもあるので、活動していて良かった!と思う瞬間です。
──ニコニコ動画とYouTubeに投稿する上で、なにか気を配っていることはありますか?
YouTubeとニコニコ動画は、ユーザー層や視聴する時間帯などが違ってくると思います。なので、いろんな年齢層の方に届くようにコンテンツを分けて、いろんなコンテンツで投稿させていただいています。ニコニコ動画は最後に広告主の方のお名前が表示されますが、YouTubeの場合はエンドカードがあるのでYouTube版とニコニコ動画版それぞれで動画を分け、それぞれ次の動画につながるように設定しています。
──ユニットとしての活動の方針はありますか?
体力の続く限り続けて行きます。メンバーみんながおばあちゃんになってもこのメンバーで集まり続けたいと思っています。足腰が上がらなくなってもやります。
92歳のチアダンスをやっているおばあちゃんに、いつも励まされていて、いくつになっても好きなことを続けている姿に私達もまだまだ出来るな、と思わされます。なのでそれまでニコニコ動画が栄えているといいな、と思います。
──最後に、応援してくださってる方にメッセージお願いします
これからも、踊ってみたを通して作品やキャラクターの素晴らしさを表現していけるように、イクラスタ!5人で活動を頑張っていきますので、どこかで私たちの動画を見かけたり、現場でお会いすることがありましたら、よろしくお願いします!
2025年4月15日(火) 発行
インタビュアー:あおともP、真野 翔(♪ミュツタカ♪)
執筆:毬栗 楓
撮影:ふわっふう
エディター:真野 翔(♪ミュツタカ♪)
発行:ニコニコサポーターズSmileSコスプレ部