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「普通のことを普通にする男です。背伸びをするプレーヤーではないです」遠藤保仁は遠藤保仁という選手をそう語った。ガンバ大阪の顔としてピッチに君臨する淡々とした彼の姿と重なるその言葉は、ヤットがヤットであることを物語る。背番号7が静かに語る自身のこと。そして、これからのこと。

[Jリーグサッカーキング9月号掲載]

■ラストの万博でJ1優勝それが一番いい形

再びガンバでの話に戻します。三冠王者で迎えた今シーズンのタイトルへの思いは?

遠藤 昨シーズンより増しているものがありますよ。タイトルを取る喜びは何事にもかえがたいですし、苦しんで勝ち取ったものなので、いつでもタイトルは取りたい。また「喜びたい」って思いますし。昨年は三冠を取れましたけど、やっぱり常にタイトルを取らなきゃいけないというクラブになっていかなきゃいけないですし、同時にガンバがそれだけ勝利を義務付けられたチームになってきているということでも