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文=元川悦子
2016年12月4日のJ1昇格プレーオフ・ファジアーノ岡山戦。清原翔平の値千金の決勝弾を守り切り、セレッソ大阪は3シーズンぶりのJ1復帰を決めた。右足首負傷で半年近い戦線離脱を強いられながら、何とか大一番に間に合ったエースナンバー8・柿谷曜一朗も人目をはばからず号泣した。「僕のわがままを全部聞いてくれて、この試合に出るために全力でやってくれたメディカルスタッフにはホントに感謝してます」と素直な思いを口にした。
まさに周りに助けられ、J1へ連れて行ってもらう形となった2016年を経て、彼は勝負の2017年を迎えた。今季のセレッソは同クラブのレジェンドであり、サガン鳥栖を躍進させた尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督が就任。1ケタ順位を目指して、すでにタイ・バンコクでの1次キャンプに入っている。
「ユン監督のことはジュニアユースの頃から見ていた。ボランチとして左右両足から試合を作
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