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森重真人に求められるDFとしての進化…代表戦で露呈した不安定からの脱却を目指す
文=元川悦子3月の日本代表2連戦(23日=UAE戦、28日=タイ戦)を2-0、4-0の無失点で乗り切った日本代表。しかし、キャプテンマークを巻いた吉田麻也(サウサンプトン)が「無失点で終われたのは奇跡に近い」とタイ戦後に渋い表情で語った通り、完璧な守備には程遠い内容だったと言わざるを得ない。その吉田と2戦連続でセンターバックコンビを組んだ森重真人(FC東京)も細かいミスが目立った。UAE戦では久保裕也(ヘント)の先制弾で1点をリードした前半20分、オマル・アブドゥラフマン(21番)とポジションチェンジして右サイドから中へ侵入してきたイスマイール・アルハマディ(15番)を真ん中でつかみ損ねて、アリ・マブフート(7番)に決定的スルーパスを通させてしまった。川島永嗣(メツ)のスーパーセーブに救われたものの、森重にとっては致命傷になりかねないプレーだった。続くタイ戦は、開始8分の香川真 -
FWに自分に求められるのはゴールのみ…岡崎慎司が代表にもたらすレスターのV字回復
文=元川悦子本田圭佑(ミラン)や長友佑都(インテル)のクラブでの苦境に加え、絶対的ボランチのキャプテン・長谷部誠(フランクフルト)が左ひざ負傷。3月23日の2018年ロシアワールドカップアジア最終予選後半戦スタートとなる敵地・UAE戦(アルアイン)に挑もうとしている日本代表にさらなる不穏な空気が漂い始めている。国際経験豊富な今野泰幸(G大阪)の復帰というプラス要素はあるものの、やはりここまで予選を戦ってきたメンバーがより力強くチームをけん引しなければならないのは確か。その重要な1人が、国際Aマッチ106試合出場49ゴールという傑出した数字を残している岡崎慎司(レスター)だ。本人も「自分には経験があるから」と自覚するように、19日の現地初練習では25分間のランニング中に「コミュニケーションを取ってやろうぜ」と盛んに大きな声を出すなど、リーダーとしての意識を高めている。最終予選に入 -
天才FWが再びJ1の舞台へ…柿谷曜一朗が目指す真の完全復活
文=元川悦子2016年12月4日のJ1昇格プレーオフ・ファジアーノ岡山戦。清原翔平の値千金の決勝弾を守り切り、セレッソ大阪は3シーズンぶりのJ1復帰を決めた。右足首負傷で半年近い戦線離脱を強いられながら、何とか大一番に間に合ったエースナンバー8・柿谷曜一朗も人目をはばからず号泣した。「僕のわがままを全部聞いてくれて、この試合に出るために全力でやってくれたメディカルスタッフにはホントに感謝してます」と素直な思いを口にした。まさに周りに助けられ、J1へ連れて行ってもらう形となった2016年を経て、彼は勝負の2017年を迎えた。今季のセレッソは同クラブのレジェンドであり、サガン鳥栖を躍進させた尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督が就任。1ケタ順位を目指して、すでにタイ・バンコクでの1次キャンプに入っている。「ユン監督のことはジュニアユースの頃から見ていた。ボランチとして左右両足から試合を作
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