閉じる
閉じる
×
文=元川悦子
「僕が若い頃は(監督の)名波(浩)さんをはじめ、日本代表に選手がいっぱいいて黄金時代だった。自分は(横浜F・)マリノスの一員として戦ったけど、スター軍団には歯が立たなかった。そういうチームに入れて正直、不思議な気持ちがする。名波さんの下でジュビロイズムを体で感じて、染み込ませて、早くグラウンドで表現したいと思います」
報道陣100人超が集まった1月13日、ジュビロ磐田の新体制発表会で、38歳の新戦力・中村俊輔は強い決意を口にした。ジュニアユース時代から15年間在籍した横浜FMを離れるというのは複雑な決断だったに違いないが、決めた以上ベストを尽くすのがプロフェッショナルというものだろう。1月14日の初練習からは完全に「サックスブルーの新10番」としてチーム全体を掌握しようと躍起になっている。
始動2日目となる15日も600人ものファンが見守る中、俊輔は2時間近い全体練習を全
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。