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サッカー専門誌の編集者時代から現在に至るまで、使ってきた取材ノートの数は90冊以上に上る。それらに残されたメモを頼りに、日本サッカー界の様々な時代をひも解いていく。今回はガンバ大阪を率いる長谷川健太。サッカーどころ静岡で生まれ育ち、かつて《ストライカー》として名を馳せた男は、今もなお、三冠王者の指揮官として日本サッカー史にその名を刻もうとしている。彼こそ、連載100回目を飾るのにふさわしい。
[Jリーグサッカーキング9月号掲載]
■熱血監督と評されることは多いがモチベーターとしての評価も高い
監督としてのキャリアは9年を数える。2015年のJ1で稼働する日本人監督では、西野朗、石崎信弘、反町康治に次ぐ実績だ。日本人監督で国内三冠を達成したのは、14年の彼が初めてである。
個人的に評価したいのは13年である。ガンバ大阪の監督就任1年目で、J2優勝を成し遂げたシーズンだ。
アルベルト・ザッケローニ
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