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おくやまです。
今回は、先日私がルトワック氏から直接聞いた、 中国の秘密工作についてです。 まず最初に読者の皆さんに認識しておいて頂きたいのですが、 この件については「裏」がとれておりません。 ここではとりあえず「フィクション」や「仮説」であるという前提で 少し突っ込んだことを話しますが、 その辺りは諸々"察して"頂ければ、と想います。 さて、それではさっそく本題に入りますが、 中国が最近になって、中国本土での外国の大使館員などに対する 対外工作のやり方を変えた、というものです。 この情報の出どころはイギリス。 イギリスというのは007などを始めとするスパイ映画などでも インテリジェンスに熱心であることが知られております。 そういうフィクションの制作のためにMI6は協力することによって 国民が認知し諜報活動の予算を確保しやすくしているわけです。 そういうわけで、英国は地道な情報収集活動を 実際にどの国よりもしっかり行っております。 例えば、私が学んでいたレディング大学の近くには、 アフガニスタンのメディアが発信する情報を、 毎日収集しているような、公的な機関があったくらいです。 これは、インテリジェンス用語的には、いわゆる 「オシント」(OSINT:Open sourse intelligence) と呼ばれる、公開情報を元にした諜報活動です。 そして、英国の情報機関が 最近、特に強い関心を持っているのは、 中国の対外工作についての研究。 より具体的には、 相手国の外交官や大使館員たちに対しての工作です。 これは人を通じての情報収集や工作なのですが、 いわゆる「ヒューミント」(HUMINT:Human intelligence) と呼ばれる枠組みのものですね。 イギリスの情報機関は、あらゆる情報網を駆使して、 中国が外国の大使館に対していったい何をしているのか? ということを徹底的に調べあげたようなのです。 中国が行うこの典型的な工作の一例は、 いわゆる「ハニートラップ」ですが、 2004年に起こった上海総領事館員の自殺事件 (http://goo.gl/gbmdPR)でもわかるように、 これはバレるとけっこう大問題になったりします。 このように、あまりに目立った工作をやるとマズイので、 中国はここ数年でそのやり方を方向転換したというのです。 それでは、どのように変えたのか?というと・・・
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