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戦略的ジレンマに直面する中国|THE STANDARD JOURNAL
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戦略的ジレンマに直面する中国|THE STANDARD JOURNAL

2014-11-17 14:26





    おくやまです。

    前回の「アメ通」で、私は
    「すべての隣国と平和的につき合って行く」
    と習近平がAPECの会合で発言したことを、
    彼の本心であるという分析をしました。

    もちろんこういうことを書くと、

    「おくやまはリアリスト的な見方をしていない」

    と言って怒る人もいるかもしれませんが、私の本意は、

    「まさにリアリスト的な理由から、
    習近平は隣国と平和的に付き合っていきたいと考えている」

    というところにあるわけです。

    私がそこまで言い切る最大の論拠は、
    中国は今の時点で隣国たちの反発(バランシング)を食らうよりも、
    十分に国力(パワー)をつけてからのほうが
    隣国を影響下に置きやすくなるからです。

    ではそのために何をすればいいかというと、
    中国は70年代から続けてきた「平和的台頭」という
    対外的には控えめな戦略を実行しながら、
    隣国に反感や恐怖を発生させないまま、
    おとなしくパワーを蓄積する、というものです。

    たしかに、中国は「平和的台頭」戦略を取ることで、
    少しづつ「パワー」を持ち始めた2000年代前半頃までは、
    日本を悪者にすることによって、東アジアの周辺諸国が
    中国に対して脅威を感じることを
    ある程度は相殺(キャンセル)できていたわけです。

    ちなみにそうような隣国の一つが、韓国であることは、
    皆さんもご存知の通りで、今更言うまでもありませんね。

     
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