THE STANDARD JOURNAL アメリカ通信
▼極論になってもいいから、望む成果を考えよう
みなさん、こんにちは
和田です。
いつも放送をご覧下さりありがとうございます。
ネット放送では日本が抱える問題に対しての
私の持論を展開してしまうことがあります。
少子化問題やコロナ関連や
大きい政府嫌いの発言については、
かなり好き勝手話してるように感じられる方も
また、「感じ悪ぃな」って思ってらっしゃる方も
多いかと思います。
放送中は、可能ならコメントを読みながら
進行していますが、よく、
「和田の話は極端過ぎる、極論」
とか、
「暴論じゃない?」
という書き込みがあります。
奇をてらっているのではありません。
言論の自由のあるネット放送といえど、
人気商売でもありますから、
わざわざ嫌われる発言をしたいと
思っているわけではありません。
でもなぜそうなるかというと、心当たりがあります。
それが『戦略の階層』で考えるクセです。
私自身、奥山先生からこのアイデアを教えてもらってから、
自分の生き方やビジネスや日本のあり方について
『戦略の階層』を当てはめるようになっています。
奥山先生は、私に『戦略の階層』を教え、
私を嫌われ者にしようとしているのかもしれません(笑)。
アドラー以上のワルですね。
『戦略の階層』では、問題解決よりも、
そもそものあるべき姿を先に
「世界観」として設定するから、
現在の常識や日本の現状と離れている場合もあり、
やや極論になる可能性があるのだと思います。
その代わり、いろいろ面倒な難問を
ショートカットできる便利さがあります。
実際に、
「和田さんのアイデアは極論だけど、面白い」
とか、
「最初違和感あったけど、解決するなら
それも一案だと思います」
という意見も頂きます。
そもそも「戦術的」に考えると、
犠牲者がいるとその時点で
その選択は潰れてしまいます。
「戦略的」に考えると、
その「犠牲」無視して「得られる成果」にフォーカスされます。
「がまんできる犠牲」であるかということすら、
一度キャンセルして「成果を得るためにどうするか?」
を考えることが大事なのです。
本当に大事な成果であれば、
多少の障害は乗り越えるべきだからです。
それが政治、政治家の仕事でもあります。
世界の起業家たちはそりゃあ、さらに多少嫌われます。
でも、そういう戦略、『戦略の階層』があるからこそ、
日本にイノベーションがなく、
アメリカでイノベーションが起こってきたのです。
実際スティーブ・ジョブズなんかは、
相当周りからも嫌われましたが、
そのつくってきたプロダクトは世界から愛されています。
昨夜の奥山先生のアメリカ通信では、
戦略系用語として
「Weapon of Mass Migration」
(大量難民兵器)について紹介し、
その事例を取り上げました。
世界では人道的や人権などふっとばして、
斜め上から他国にあんな難問を押し付けてくる国があるのです。
一国がそれで傾くのです。
そんな隣国があるなら、「相手国はそれくらいやるよね!」
ってくらいの心構えは必要となります。
日本は、中国、北朝鮮、韓国、ロシアという
世界で最も厄介な隣国と対峙し続けなくては
いけません。
ますます、戦略的思考が問われてくる時代となります。
相手国の『戦略の階層』を分析すべきでしょう。
極論を恐れないまま日本人の価値観を
再構築しないといけません。
必要なのは隣国に嫌われてもいいという
態度であるとわかるでしょう。
生き残るための『戦略の階層』が
国家としても会社としても個人としても必要となります。
『戦略の階層』の音声講座が3.0にバージョンアップしました。
聞いていただければ、みなさんの役に立つと思っています。
(和田 憲治:https://twitter.com/media_otb )