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荻上チキ責任編集
“α-Synodos”
vol.161(2014/12/01)
特集:ギャンブル
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★今号のトピック
○はじめに
1.『日本版カジノのすべて』著者・木曽崇氏インタビュー
入門! カジノ合法化と統合型リゾート
2.POKKA吉田
ぱちんこ、換金、課税――警察庁と政治家のバトル
3.津田岳宏
百害あって一利なし、賭博罪の本音と建前
4.川越敏司
くじによる議員選出はギャンブルにすぎないか?――ゲーム理論による考察
5.木原直哉氏インタビュー
ポーカーは「ギャンブル」ではなく「投資」である――ポーカー世界チャンピオンに聞く!
6.片岡剛士
経済ニュースの基礎知識TOP5
○編集後記
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○はじめに
どんどん寒くなってすっかり冬模様ですね。みなさんどうお過ごしでしょうか。
今回のαシノドスはカジノ、ぱちんこ、賭博法、ゲーム理論、ポーカーなど様々な観点から「ギャンブル」を特集します!
まずは、「入門!カジノ合法化と統合型リゾート――『日本版カジノのすべて』著者・木曽崇氏インタビュー」です。国際カジノ研究所・所長の木曽崇氏による著作『日本版カジノのすべて』を基に、カジノの抱えるリスク、そして観光振興としての可能性などを伺ってきました。聞き手、構成は弊社の金子です。ちなみに木曽さんは、ステーキが大好きだとこの前おっしゃっていました。
次に、POKKA吉田さんによる「ぱちんこ、換金、課税――警察庁と政治家のバトル」です。ぱちんこ業界専門のフリーライターとして活躍中のPOKKAさんにご寄稿をお願いしました。ぱちんこ業界のグレーゾーンと、それを良しとしない風営法議連、一方でぱちんこで換金していることを認めない警察、など風営法を巡ってなにが起きているのか、ぜひ注目していただければと思います。
3つ目は、「百害あって一利なし、賭博罪の本音と建前」です。賭博罪は「悪だ」と断罪されるだけで、真剣に議論されてこなかったのではないか、と弁護士・津田岳宏さんは投げかけます。日本人にある「賭博タブー」の意識が、実は自由民権運動を抑制するための「賭博犯処分規則」に端を発しているなど、目から鱗がぽろぽろ落ちる記事です。
4つ目の記事は、川越敏司さんによる「くじによる議員選出はギャンブルにすぎないか?――ゲーム理論による考察」です。桂望実『平等ゲーム』では、「すべての仕事が4年ごとにくじによって決定される、特権階級も既得権益も存在しない平等な社会」である「鷹の島」が舞台になっています。このような社会システムをゲーム理論ではどう評価していくのか解説しています。読むだけでわくわくしてきます。
特集最後の記事は、「ポーカーは『ギャンブル』ではなく『投資』である――ポーカー世界チャンピオンに聞く!」です。2012年にポーカーの世界選手権で日本人初の優勝を成し遂げた、ポーカープレーヤーの木原さんにお話を伺いました。ポーカーは心理戦だ!と勝手に思っていたのですが、木原さんの語るポーカーの姿に新鮮な驚きがありました。
そして、みなさんお待たせいたしました!!!!片岡剛士さんの「経済ニュースの基礎知識TOP5」です。諸事情で、2ヶ月お休みされていた片岡さんの連載が復活です。今回は、TPP交渉の経緯、G20と成長率2%目標、日銀の追加緩和、14年7-9月期GDP一次速報値、消費税増税延期の5つのニュースについてズバっと解説していきます。
今月ももりもり盛りだくさんのαシノドスをぜひお楽しみください。(次号は、年末合併号となっております!12月20日の配信予定です。)
【お詫びと訂正】
全号のα-Synodos vol.160にて誤植がありました。
くみかおる『アニメの労働問題を語りだすと空回りするワケ』
×しかしながら社員雇用だったアニメーター(漫画家)
○しかしながら社員雇用だったアニメーター(原画家)
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。