パソコン、録画レコーダーやセットトップボックスなどなど、テレビやディスプレイに映像を映すための接続ケーブルにはいろんな種類がありますね。そのなかで現在主流となっているのが『HDMI』という規格です。電気屋さんの店頭で悩んでしまわないためにも、映像入出力端子HDMIの種類を知っておきましょう。
HDMIってなんだろう?
いま市販されているテレビのほぼ全てがHDMI端子を備えていますし、グーグルのクロームキャストなど、この端子に直接差し込む機器もありますね。現在もっとも普及している映像入出力端子の規格が、このHDMIだと言ってよいでしょう。
ちなみにテレビの裏側でよく見かける台形の差し込み口が、HDMIでも代表的なタイプの『タイプA』と呼ばれる端子です。
5種類の大きさ・形状があるHDMI
HDMIの端子のカタチには、タイプA〜タイプEの5種類があります。一般的なタイプA、一部機種のスマホやカメラ等の小型機器が備えるタイプC(HDMIミニ)、タイプD(HDMIマイクロ)が代表的ですが、タイプAよりさらに一回り幅広なタイプBや、車載用のタイプEなんていうものもありますよ。
買い物の際には、これらのタイプをよく見て買い間違えのないように注意しましょう。
HDMIを使うメリットと注意点
HDMIのすぐれた点は、映像と音声、そして制御信号を1本のケーブルでまとめて伝送できること、さらに(小容量ながら)バスパワーでの電力供給ができることなどです。
こうした特徴のおかげで、テレビやAV機器の裏側の端子が減り、HDMIを使えば昔より配線がスッキリするというメリットがあります。一方、ケーブルが長くなると信号が損失する可能性があるため、長さは概ね5メートル以内におさめるのが良いと言われていますね。
映像の入出力端子には、HDMIの他にも多くの種類がありますので、次回はそれらについてもまとめていきましょう。
それでは今日も一日、スマートに! いってらっしゃい!
pic from Wikipedia(HDMI), Google(Chromecast)