自衛隊にとって、食事は重要です。

健康や体力に直結するだけでなく、隊員の士気にも大いに影響します。

2018年度まで、自衛隊の陸上勤務員の1人一日あたりの糧食費の単価は874円でしたが、2019年から25円増額され、899円となりました。

現在、艦船乗組員は1050円、学生・生徒は975円です。

また2019年度に調査経費1億円を計上し、隊員の食事の基礎となる「栄養摂取基準」の見直しに着手しました。

この「栄養摂取基準」は1971年に設定されたもので、設定から50年が経っています。

国立健康・栄養研究所に委託した自衛官の生理学的調査を含む調査研究が行われ、最新の科学的知見に基づいて把握された隊員に必要な摂取カロリーと栄養素を供給するに必要な糧食費単価を防衛省から予算要求することになりました。

今回の調査の結果、現行の基準はカロリーは過多、食品には不足しているものがあることがわかりました。