国会で福島第一原発の汚染水処理と言えば、秋本真利代議士だ。

歩く汚染水とか、歩く汚染水処理とかと言われる。(どちらを言うかはその人の立場によるようだ。)

その秋本代議士が、最近、人の顔を見るたびにヒック、ヒック、ヒックというようになった。べつにしゃっくりが出ているわけではない。

ということで、HIC、または高性能容器の話だ。

福島第一原発で汚染水処理に使われる既設ALPSは、三系統でそれぞれ毎日250トンの汚染水を処理している。

汚染水はまず、鉄共沈処理設備と炭酸塩沈殿処理設備を通り、次に14の吸着塔と2つの処理カラムを通り、処理されていく。

この吸着塔はアメリカのエナジーソリューションが製作し、東芝がALPSのシステムとして組み立てている。

鉄共沈処理設備と炭酸塩沈殿処理設備ではスラリーと呼ばれるどろ状のものが出てくる。

さらに吸着塔からは使用済み吸着材(フィルター)が出てくる。

こうし