自民党の行革本部に、東芝の退職給付金割引率が高すぎるし、第三者委員会がそのことに触れていないという指摘があった。

退職給付に関する会計基準の適用指針には「退職給付債務等の計算における割引率は、安全性の高い債券の利回りを基礎として決定するが、この安全性の高い債券の利回りには、期末における国債、政府機関債及び優良社債の利回りが含まれる。

優良社債には、例えば、複数の格付け機関による直近の格付けがダブルA格相当以上を得ている社債が含まれる。」とある。

国際的な企業の場合、外国の債権の金利などが影響する可能性があるので、一概にどうだとはとは言えないというが..。

金融庁と事業年度ごとの東芝及び日立、NEC、富士通の退職給付金割引率を調べてみると

     東芝 日立 NEC  富士通
2006 2.5% 2.5% 2.5% 2.5%
2007 2.8% 2.5% 2.5% 2.5%
2008 3.3%