日々変わり続ける。

常に好奇心を持って、今までになかった新しいものを生みながら、新たな出会いをもとに、変わり続ける。

一方で。

長い時間を超えて、何十年というスパンで眺めてみると、その在り方は全くブレず、変わらない。

不変であり、普遍であり、永遠にも見える。

この、毎日は変わり続けながら、一方では何十年を通して変わらない、という在り方を、僕はずっと望み、そうあるように生きて来た。

そして人生の途中で出会った、僕にとってとても大切な存在であるYOSHIKIは、まさにそういった生き方をしている。

人の在り方として、僕にとっては理想でもある。

それが彼の音楽にも表れている。

YOSHIKIの作品を耳にすると、その美しくも激しさを伴う独特の世界に一瞬にして引込まれ、息もつかせぬ勢いで心を揺さぶりながら様々な感情を経て、深い震えの収まらない感動に、心が涙する。

その変化には、停滞する瞬間は微塵もない。

けれど、改めてその音楽の素晴らしさに着目すると、そこには100年残る、永遠に近いほどの揺るがなさがあり、500年スパンで人の心を動かす芸術ならではの普遍性が横たわっている。

日々変わり続けながらも、何十年と変わらない、YOSHIKIの生き方、そしてその在り方と同じだ。