先週2月26日にYOSHIKIチャンネルから配信された生配信番組を観て感じたことを中心に文章を綴ってみたい。
 
 番組のタイトルは「YOSHIKI、世界および日本のエンタテインメントの未来を語る&「ニューヨーク Biz」インタビュー動画先行公開」で、コロナ禍の今、LAに留まり感染拡大防止に配慮しながら音楽活動を続けるYOSHIKIが、現在考えていることを分かりやすく伝えてくれた。

 番組の内容が素晴らしく、奥の深いものだったので、2回に分けてお送りしたいと思う。
 
 この本質編では、あえて結論のような内容からお伝えしたい。

 番組から伝わってくる、YOSHIKIのある本質について書くことで、次回の後編で展開する予定の番組解説といった内容が、よりわかりやすく伝わると考えたためだ。


 
 番組を観た僕は何よりもまず、どんなインタビューや対談でも常に同じ姿勢で語るYOSHIKらしさを感じ、そこに共感し深く感銘を受けた。
 
 その姿勢というのは、芸術作品を生み出し、ロックアーティストとして全世界的な活動する一人のミュージシャンとして、自分なりの強い責任感を持ちつつ世界の現況を判断した結果、何よりも大切なことをきちんと整理して意識しながら、自分なりの生きかたと現況への対処のしかたを明確に「大切な人達」へ伝える・・・というものだ。

 つまり、自分の立場と使命をわきまえながら取り巻く現況を正確にとらえ、対処のしかたをしっかり見極めた上で、自分のあるべき姿と自分の意志を自らに問いかけ、得た結論を自分のファンや仲間へ真剣に届ける。
 
 この、とてもYOSHIKIらしい姿勢はどこから生まれるのか。