こんにちは。
 突然ですが、人の相性ってありますよね。
 
 あるタイプの人とはなぜか相性が良い、とか。悪いとか。
 
 僕の場合、アーティストやクリエイターとは相性が良いんです。
 
 で、逆に悪いのは業界内でいえば、一部のメディアの人間や、メディア担当の宣伝
マン。
 一部の、というのは何かというと、メディアの力が強ければ強い程、なんか合わなく
なるんですよね。
 
 アーティストや作品の話をしたりすると、その浅〜い受け答えに段々イライラしてくる、
というパターンや、流行や世俗にまみれた話ばかり聞かされ、こちらの深い話には反応
なしで空回り…というパターンなど。

 どうも合わない・・・。
 
 以前、ある有名なスキーリゾートで、懇意にしていたホテル支配人の方に誘われて、
取材に来ていた某テレビ局の人達と一緒に飲んだのですが、彼らのひどく歪んだ人間性
とエリート意識に吐き気がしました。
 ちょうどその頃、同じ局のラジオ番組に出演していたのですが、ラジオの方達はそん
なことは全く無かった。
 明らかに、テレビというメディアの、大衆に対する影響力と強さを下敷きにした、
特権意識という、大勘違いの結果でしょうね。
 それが酒も入って露呈しちゃったんだね。
 人間としてアウトだよ。  
何 勘違いしてんだよ。そう思った。
 
 つまり僕は、その人の実力ではなかったり、何かに甘え切ってたり、嘘や矛盾だらけ、
という状態でも何とも思わない、全然平気〜〜な人…が大嫌いで、合わないんですね。


 さて一方、僕にとって相性が良いのは、アーティストやクリエイターですが…。
 
 相性が良いのは、世の中の常識や学校で教わる事、大人の事情などに矛盾を感じたり、
嘘が見えたりする、そしてそういったことが、どうしても許せない、とか、自分が尊敬
したり影響を受けた人が、そういった嘘や矛盾に対してしっかり噛みついたり、NOと
言い続けていた、という共通点があるからだと、僕は思ってます。

 さらに、遡れば、思春期に何か作品や作品を生んだ作者、あるいは表現者に深い感動
を覚え、おまけに人生を救われ、人生を見つめ直した、という共通点もあります。

 
もちろん、作品を創る、生む、ということをしているから、というところも。

 そもそも創る、とか、生む、という行為は、厳密に言えば何かが欠けていて、それ
を埋める作業なので、いわば我々はどこかが欠けている人間なんですね。

 つまり弱者。

 だから、弱者同士ならではの連帯感というものが、どこかにあるわけです。


 
 さて、そろそろ本題に入りましょう。