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【夢と夕陽】 ② 僕が今、この連載を書く理由(その2)
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【夢と夕陽】 ② 僕が今、この連載を書く理由(その2)

2014-05-19 18:00


    2. 僕が今【夢と夕陽】を書く理由
    (その2)

     さて。

     僕がこうやって今、この【夢と夕陽】という文章を書く理由は何か。

     それは、25年間にわたってX JAPANがやってきたことには、これからの音楽業界、音楽に携わる人、そして若く才能に恵まれた未来あるアーティストにとって、大きな意味があり、そのまま、ある答えになっていると思うからだ。

     誤解を怖れずシビアに言えば今、日本で活動し、日本の音楽業界の中にいる多くの人たちは、大きな勘違いをしている。そして、視界が曇っている。何より、あきらめている。

     音楽を、だ。

     その未来を、だ。

     もし、僕のこの文章を読んで、とんでもない、と怒りを憶える音楽業界の人、アーティストがいたら嬉しい限りだ。

     数少ない例外の人、つまり勘違いをしていない、視界も曇っていない、あきらめていない人かも知れないからだ。

     でも残念ながら、30年業界にいる僕の見る限り、今綴った挑戦的な考えを覆してくれる人は、そう多くはいない。

     でも、音楽を愛する僕は、期待している。

     これからに、そして未来に。

     だから、僕は日本の音楽業界と音楽の未来に向けて、この文章を書くことにした。
     
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