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【 ART OF LIFE ⑫】
2回にわたって「ART OF LIFE」のデモテープを創るために籠っていたスタジオ作業の記憶を描いた。
懐かしくて幸せな記憶だ。
ちょうど前々回、【 ART OF LIFE ⑩ 】の最後に描かれているのが、前日に24. 3/4(10:46 〜)までが終わり、25. Dm(11:06 〜)からの作業を始める日の様子だ。
懐かしくて幸せな記憶だ。
ちょうど前々回、【 ART OF LIFE ⑩ 】の最後に描かれているのが、前日に24. 3/4(10:46 〜)までが終わり、25. Dm(11:06 〜)からの作業を始める日の様子だ。
この辺りのセクションを解説するために25年前の記憶を描いたのは、デモ音源創りの中で、そのセクションの作業が、ある衝撃と共に僕の心に強く残っているからだ。
まずお伝えしたいのが、上にある僕の譜面は、そのデモテープ制作当時には存在しなかった、ということだ。
当時あったのはYOSHIKI直筆の譜面で、そこにはコード進行もセクションの名前も書いてないから、クラシック音楽経験のない僕にはそれを見ても何が何だかさっぱりわからない。
とにかく、YOSHIKIが譜面を見ながら演奏する音を、根気よくシーケンサーに記録していく作業をひたすら続ける。
だから、ある程度進んだところでシーケンサーを再生し、音を聴く瞬間の感動は凄かった。
(なるほど、こうなっているのか・・・!)
そんなことを繰り返し、最初のサビが終わった頃、つまりちょうど上の譜面の辺りから、デモ音源創りをしている僕の驚きと感動はどんどん加速していった。
それまでは通常の曲と同じようにAメロ、Bメロ、サビ、といった要素で成り立っていたからある意味、想定内だったのだけれど、21-22.3/4 & 4/4(9:38 〜)以降の展開は、全く未知の世界だった。
そして、今回解説する辺りに差しかかると、僕の驚きと感動は頂点に達した。
(何とレベルの高い音楽性だろう!信じられない・・・。まさに芸術だ・・・)
作業をしながら、僕は震える心を抑えきれなかった。
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