読売新聞(9月11日朝刊)のスポーツ面の蓮池薫さんの記事が目についた。
〈アスリート区別はいらない〉というタイトルでロンドン・パラリンピックについて、次のような談話を寄せている。
〈五輪もそうだが、選手たちは、競技にすべてをかけ、自分の人生の意味を見出そうとしている。健常者、障害者と、アスリートを区別するべきではない。パラリンピックの選手たちも、健常者のアスリート以上にアスリートとして頑張っている〉(同紙)
メダル獲得数ばかりに焦点を当てた記事で紙面を埋め尽くした読売新聞が、果たして五輪をアスリートたちの競技として報じたかどうかははなはだ疑問だ。