今回の相談は、プロ志向の友達のバンドでドラムのサポートを務めるバンドマンからのお悩み。バンドのミーティングに出席しようと勇んだものの、「サポメンだから出なくていい」と一蹴され、その怒りのキモチを送り付けてきた、みのるくん。そんな彼に西川チャンがピンポイントでアドバイスしてくれています。その後編です。
――サポートのみなさんが「西川君がどうしたいか言ってくれれば、その通り演るよ」というのは、それはこの相談のようにミーティングの場を設けた際に意見を交わす中でのことですか?
西川 そうですね。ツアー前にみんなで曲順決めたりするタイミングで意見を出し合ったりして。
――T.M.R.のサポートのみなさんは、あまりグイグイ意見を言うタイプには見えないんですが(笑)
西川 どっちかと言えばそうね。「これやろうって言ってくれればそれ演ります」って感じだね。
――西川さん的には「いや、そんな受け身にならないでもっと意見出してよ」ってスタンス?
西川 そうそうそう。けど、プロだしね。言われたことには徹して演奏するっていう。
――サポートの方は、サポートというポジションを全うすることが第一ですもんね、プロとして。
西川 ただ、「バンド」ということで考えると、サポートを入れて活動するより正式メンバーを入れて活動したいハズだと思うから、この相談にあるバンドのメンバーは、みのるに対してなにか思うことがあるのかもしれないね。みのるが言うようにサポートの立場から客観的な意見を言えることもあるだろうし、メンバー的には「いや、それはこっちで決めることだから」って(笑)
――そうですね。「サポートのオマエが出てくんなよ」っていう(笑)
西川 みのる自体が「このバンドに骨埋める覚悟で頑張りたいから正式にドラムとして……」って伝えれば「だったらミーティングに出てよ」ってなるけど、「いや、オレはサポートだけど意見は言わせて」「じゃあいらねぇわ」って展開になるよ(笑)
――けど、みのるに「ミーティング出なくていいよ」と言っているメンバーは一人だけかもしれませんよ?もしかしたら「いやアイツの意見も聞いてみよう」と言ってくれているメンバーが他にいるかもしれません。それとも満場一致で「いや、みのるはミーティングに出なくていい」と思っているのか(笑)
西川 まぁね。けど今のところは後者かもね。「あれ?なんであいつミーティング来てないの?」とはなってないでしょ?(笑)