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を解説していますので、新たに入会された方はぜひご覧ください。
今朝のメルマガは平成仮面ライダーシリーズの脚本家・井上敏樹先生のエッセイ『男と×××』第19回です。今回のテーマは「男とペット」です。敏樹先生が子供の頃に初めて飼った犬の「トナ」についてのエピソードが語られます。
▼内容紹介(Amazonより)
「仮面ライダーアギト」「仮面ライダー555」をはじめ、
平成ライダーシリーズの名作を送り出した脚本家による、
荒唐無稽な世界を多彩な文体で描き出す、異形のエンターテインメイント!
(Amazonでのご購入はこちらから!)
PLANETSチャンネル会員限定!
入会すると視聴できる井上敏樹関連動画一覧です。
入会すると視聴できる井上敏樹関連動画一覧です。
(動画1)井上敏樹先生、そして超光戦士シャンゼリオン/仮面ライダー王蛇こと萩野崇さんが出演!(2014年6月放送)
(動画2)井上敏樹先生を語るニコ生も、かつて行なわれています……!仮面ライダーカイザこと村上幸平さんも出演!(2014年2月放送)
(動画3)井上敏樹先生脚本の「仮面ライダーキバ」「衝撃ゴウライガン!!」など出演の俳優、山本匠馬さんが登場したニコ生です。(2015年7月放送)
(動画4)『月神』発売を記念し行われた、敏樹先生のアトリエでの料理ニコ生です!(2015年11月放送)
■井上敏樹先生が表紙の題字を手がけた切通理作×宇野常寛『いま昭和仮面ライダーを問い直す』もAmazon Kindle Storeで好評発売中!(Amazonサイトへ飛びます)
これまでPLANETSチャンネルのメルマガで連載してきた、井上敏樹先生によるエッセイ連載『男と×××』の記事一覧はこちらから。(※メルマガ記事は、配信時点で未入会の方は単品課金でのご購入となります)
▼執筆者プロフィール
井上敏樹(いのうえ・としき)
1959年埼玉県生まれ。大学在学中の81年にテレビアニメの脚本家としてのキャリアをスタートさせる。その後、アニメや特撮で数々の作品を執筆。『鳥人戦隊ジェットマン』『超光戦士シャンゼリオン』などのほか、『仮面ライダーアギト』『仮面ライダー龍騎』『仮面ライダー555』『仮面ライダー響鬼』『仮面ライダーキバ』など、平成仮面ライダーシリーズで活躍。2014年には書き下ろし小説『海の底のピアノ』(朝日新聞出版)を発表。
男 と ペ ッ ト 井上敏樹
子供の頃から何匹ものペットを飼った。金魚から犬、猫、蛇からトカゲまで様々である。よくペットは子供の情操教育によい、と言うがまさにその通りー当然、最後には悲しい別れが待っているわけだがそれがいいのだ。とにかく得るものが多い。私の見る所、動物を飼った事のない男はろくなものになっていない。情が薄い、吝嗇である、話がつまらない、自己完結的である。とは言え、ペットの飼い方にはなかなか難しい所がある。そこには掟のようにきっちりとした主従関係があるべきで、人を愛するようにペットを愛してはいけない。最近、二十代、三十代の女性で犬やら猫やらを彼氏のように、或いはわが子のように可愛がるものが多いがどうも納得がいかない。そういう女性たちは得るものより失うものの方が多い気がする。いや、女性に限らず、大雑把に言って成人してからペットを飼う者はなにやら信用できない所がある。彼らは自分の足りない部分を足らしめようとする努力を放棄してペットを飼う事で誤魔化しているのではあるまいか。ペットの写真を携帯やスマホの待ち受けにして見せびらかすのは、ゴルフ好きが自分のスイングの動画を見せびらかすのと同じぐらい迷惑である。とにかくペットへの異常な愛情は危険である。人間は動物に近づこうとし、動物は人間に近づき、結局、動物も人間も住めないトワイライトゾーンで生まれるのは、愛情もどきの不気味なホムンクルスに違いない。
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最終更新日:2024-11-13 07:00
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