おはようございます、PLANETS編集部です。
9月に入ってから都内では急に涼しくなってきましたがいかがお過ごしでしょうか。
さて、今朝のメルマガは今週のDaily PLANETSで配信した4記事のハイライトと、これから配信予定の動画コンテンツの概要をご紹介します。
今週のハイライト
9/6(月)【連載】文化系のための野球入門
明治期日本のスポーツとエンターテインメント──「武道の誕生」とベースボール|中野慧
ライター・編集者の中野慧さんによる連載『文化系のための野球入門』の第13回「明治期日本のスポーツとエンターテインメント──「武道の誕生」とベースボール」をお届けしました。
明治初期の日本で「ベースボール」はどのように受け止められたのでしょうか? 「作られた伝統」としての武道と「新奇なサブカルチャー」に過ぎなかったベースボールという位置づけから、当時の日本文化の情勢について考察します。
9/7(火)【連載】知られざるコンピューターの思想史
「西海岸のハーバード」を目指したスタンフォード大学の歩み|小山虎
東海岸のMITにならぶ存在として、第二次世界大戦後の西海岸にコンピューター・サイエンスの一大研究拠点を築き上げたスタンフォード大学。もともとは研究大学ですらなかった小さな私立大学がMITと同様に「アメリカン・ドリーム」を成し遂げ、シリコンバレーの礎を築いていく過程と、その波の中で科学哲学・分析哲学が果たした役割について光を当てていきます。
9/8(水)【連載】映画館(シアター)の女神 3rd Stage
『モロッコ、彼女たちの朝』──密室劇が描いた「生きづらさ」とニューノーマルへの視線|加藤るみ
加藤るみさんの「映画館(シアター)の女神 3rd Stage」、第20回をお届けしました。
今回ご紹介するのは『モロッコ、彼女たちの朝』です。女性監督作品として初のアカデミー賞モロッコ代表に選ばれた本作。密室劇とイスラム社会に暮らす女性の閉塞感がリンクした演出から、加藤さんは何を考えたのでしょうか。
9/9(木)空想都市の作り方と現実の都市の歩き方|今和泉隆行×白土晴一
空想地図作家として知られる今和泉隆行さんと、「設定考証」としてフィクション作品の架空都市設計に携わる白土晴一さんとの特別対談をお届けします。
Googleマップから目的地への最短経路を「検索」することが当たり前となった現代、あえて都市に潜む偶然性に目を向けることでみえてくるものとは何か? 空想都市と現実の都市を渡り歩くお二人から、都市観察の極意を伺いました。
これからの動画配信予定
遅いインターネット会議
現在PLANETSでは、「遅いインターネット」計画の一環として、評論家・宇野常寛が政治からサブカルチャー、ビジネスからアートまで、さまざまな分野の講師を招きながら、世の中の流れと近すぎない、しかし離れすぎない中距離の問題設定で参加者と共に思考していくオンラインイベント「遅いインターネット会議」の生放送を(ほぼ)毎週火曜日の夜にお届けしています。
9/13(月)19:30~ ミニマリズムの精神は資本主義を超えるか|橋本努
次回のテーマは「ミニマリズムの精神は資本主義を超えるか」。
競争原理による人間性の疎外や格差の拡大、環境問題の深刻化にもかかわらず、20世紀半ばにコミュニズムの実験が頓挫して以降、資本主義の行き詰まりを乗り越えるための有効な道筋は、いまだ見出されていません。物質的な豊かさは確実に増大している反面、ほかの社会システムの可能性が見えなくなっている中で、私たちはどのように資本主義の魔法から抜け出していけばいいのでしょうか。
今回は、新著『消費ミニマリズムの倫理と脱資本主義の精神』を刊行された橋本努さんを迎え、最小限のモノで暮らすミニマリズムの原理から、「脱資本主義の精神」に向かうための回路について、ともに展望していきます。生放送のご視聴はこちらから。
9/14(火)19:30~ 現役アナウンサーがその目で見た #Tokyo2020|吉田尚記
9/14のゲストは、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さんです。
今夏の東京オリンピックを自らの目で、足で日々取材し、SNSなどで積極的に発信しているよっぴーこと吉田尚記さん。
実は、2015年にPLANETSが提案した「オルタナティブ東京五輪」計画を一緒に作った一人でもあります。
現場の「生」の様子をたくさんうかがいつつ、今回の東京オリパラ開催を経て私たちが学ぶべきことはなにか、考えたいと思います。
生放送のご視聴はこちらから。
それでは、よい週末をお過ごしください!
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