音声スタッフの三輪です。くまちゃんとも呼ばれています。
今回はブロマガ初回ですが、音声周りの説明を1回で行うには多すぎるので、2回に分けてお送りしていこうかと思います。
これが現時点での、零細戦隊ケイエイシャーのPAの全貌です。
結構ごちゃごちゃしているように見えますが、実際は
[コンデンサーマイク]→[ミキサー]→[コンプレッサー]→[オーディオインターフェイス]
という至ってシンプルな構成になっています。
僕がケイエイシャーに呼ばれる前、準備編第1回の時点では、コンデンサーマイクはダイナミックマイクでしたし、コンプレッサーはありませんでした(アーカイブ参照)。
しかし、(株)ダブルエムエンタテインメントは映像制作の会社ですし、そのコンテンツである「零細戦隊ケイエイシャー」は映像と放送がメインコンテンツに据えられているので、当然適当に扱うわけにはいきません。
かと言って、予算も機材をまるごと新規で揃えられる程、潤沢にあるわけではないので、必要最低限or足りていない状態での運用をしてきたのが、9月末までの第1期でした。
そして準備編第1回が終わった後、限界を悟った決算レッドから、ケイエイシャーのスタッフ参加要請が飛んできます。
当然快諾し、そのままSkypeで会議を始め、
・安定した放送をするためには何が必要か
・一定以上のクオリティをキープしつつ、どこまで予算を削れるか
・企業としてOKラインが出せるクオリティとは、一体どのラインになるのか
というような話を短時間で詰めていきました。
この時点で僕自身はPAは未経験でしたし、どの機材が必要なのか、どういう配線が必要なのか、本当にこの機材でいいのか、など全て手探りです。
ルミナスタジオさんの映像でも機材紹介を延々と喋っていますが、音楽を作るのに使う機材と同じでも、全く扱い方は別物なので、参考程度にしかなりません。
最終的に、絶対に外すことは出来ないとわかっていた、コンデンサーマイク1本とステレオのコンプレッサー1台を導入することになりました。
準備編第1回だけ使っていたダイナミックマイクは、音を拾ってくれる範囲が狭く、感度も良くはありませんが、コンデンサーマイクは音を拾ってくれる範囲も広く、ものすごく敏感です。
範囲が広く敏感ということは、隊員が増えても1本で賄えるので、予算削減の理由に十分です。実際にブラックやイエローが入っても、細かい設定は違えど、気持ち的にも、オペレートにも余裕がありました。
そしてコンプレッサーは、本来はマイク用とミキサーから出た音声をまとめる用で2台欲しかったんですが、予算の都合で導入は1台に。ミキサーから出た音声をまとめるためのものとして使用することにしました。
コンプレッサーは、デジタルで音を扱うには絶対につきまとう「デジタルクリップ」というものを回避するためです。
これが発生してしまうとノイズになってしまうので、絶対に起こしてはいけません。未然に防ぐためにも必要不可欠だったものの1つです。
この説明をする時にはよくお弁当箱に例えますが、お弁当箱がデジタルの枠で、中に入っているおかずやご飯が音です。
それがお弁当箱から飛び出てしまう(クリップ)と、地面に落ちてしまうので食べれません。それを防ぐものが、コンプレッサーやリミッターというお弁当箱の蓋になります。
今回は機材紹介+αという形で執筆させていただきましたが、次回は実際の配信現場での話を中心に書きたいなぁと思っています。
次回は再来週にお届けの予定です。お楽しみに!
零細企業が送る番組制作現場の裏側
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