実は「プライベート」な時間こそ「パブリック」な哲学!イマヌエル・カントの「社交主義的公共性」に学ぶシルバーウィークSP「あとは自分で考えなさい。」連動ブロマガ「だから、言わんこっちゃない!」9月23日号!


 

本日23日(水)は放送時間帯を19:00~20:30に変更ね!


視聴予約 http://live.nicovideo.jp/watch/lv235608323


ダイレクトメールtanaka@nippon-dream.com


http://www.nippon-dream.com/


https://your-hope.jp/


http://www.facebook.com/yassy.tanaka.1


https://twitter.com/loveyassy/with_replies


 

先週18日(金)「モーニングCROSS」で、


「今回の惨劇の真犯人は誰だ!決壊し易い箇所の堤防に諸外国は鋼矢板を縦に2枚打ち込む強化策を導入!土と砂以外は不純物だと国土交通省水管理・国土保全局(旧河川局)は「土堤原則」に固執!」と題してお届けした「オピニオンクロス」動画は


http://www.nippon-dream.com/?p=15024


来週29日(火)売「サンデー毎日」連載「ささやかだけど、たしかなこと。」でも詳述しますね⇒ http://www.nippon-dream.com/?cat=30


「ソトコト」連載「憂国呆談」http://www.nippon-dream.com/?cat=29


最新回 http://www.nippon-dream.com/?p=15017


VERDAD」連載「田中康夫の新ニッポン論」http://www.nippon-dream.com/?cat=28


 

本日の無料生放送は、18日(金)に横浜市開港記念会館で開催した『ワイアンドティ研究所』主催の横浜講演会「これまでの延長線上に未来は無い」「海図なき時代をどう生きるか!」に於ける内容も踏まえながら、エマニュエル・カントが看破した『実は「プライベート」な時間こそ「パブリック」な哲学!イマヌエル・カントの「社交主義的公共性」に学ぶシルバーウィークSP「あとは自分で考えなさい。」』と題して90分間、お届けします。

こちらに治水関係は収録!


https://www.facebook.com/yassy.tanaka.1/posts/10153630776864586


 

大洪水の恐怖はここでも! 首都沈没を引き起こす荒川堤防の知られざる西格差


http://wpb.shueisha.co.jp/2015/09/19/53689/


完成まで200年?で住民9万人が立ち退き、スーパー堤防は街壊し事業なのか


http://wpb.shueisha.co.jp/2015/02/13/43498/5


 

もう、一本松がどこにあるか分からん状態に……陸前高田


https://twitter.com/biriksk/status/646549127795339264


被災地の海岸線、姿現す防潮堤 巨大さに戸惑いの声も


(ザ・コラム)防潮堤の村 原発拒んだ女性たち 上田俊英


「安保法」「成立」の昨日は奇しくも、人間の心と顔を持った経済学=社会的共通資本論を訴え続けた宇沢弘文氏の命日。水野誠一・堀潤両氏との横浜講演会でも言及。想い出を綴った拙文、番組動画等は http://www.nippon-dream.com/?p=13762 


https://twitter.com/loveyassy/status/645158512310378496/photo/1


ヤフーが嫌韓・嫌中ニュースを排除した事情


ステマ問題でヤフーが本格調査 
浮かび上がる“黒幕”たちの存在


「マイナビニュース」「マイナビウーマン」「モデルプレス」の3媒体との契約を解除

  

EU難民分担、禍根残す多数決 チェコなど4カ国が反対


http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK23H0T_T20C15A9000000/


 

VW不正1100万台か 排ガス規制、8700億円引当金計上


http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2015092302000128.html


軍事応用可能研究に16大学応募 東工大や岡山大 防衛省が費用


http://www.47news.jp/CN/201509/CN2015092201001429.html


 

ハリポタ作者「こんな話書けない」、日本代表に各国称賛


http://www.asahi.com/articles/ASH9N5673H9NUTQP02L.html


 

ラグビー日本、南アから大金星 24年ぶりにW杯勝利


http://www.asahi.com/articles/ASH9M7SC5H9MUTQP04T.html


酒税法に抵触?日本酒ネット転売、国税局が警告


http://www.yomiuri.co.jp/national/20150920-OYT1T50028.html

相続税 延滞税で膨張 都内酒店 6000万円が1億6000万円に


イグ・ノーベル受賞の病院長が米で講演 キスの実験紹介


http://www.asahi.com/articles/ASH9N2FZ7H9NUHBI001.html


規約破り異性と交際、アイドルに賠償命令 東京地裁 


http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG18HB5_Q5A920C1000000/


内々定の受諾お礼メール、1万9千人に誤送信 ワコール


http://www.asahi.com/articles/ASH9M66YDH9MPLFA002.html

 

80歳以上の人口、初の1千万人超総務省


http://www.yomiuri.co.jp/national/20150920-OYT1T50050.html?from=ycont_navr_os


総務省は21日の「敬老の日」に合わせ、日本の高齢者人口の推計(9月15日現在)を発表した。


65歳以上の高齢者は前年比89万人増の3384万人で、総人口に占める割合は前年比0・8ポイント増の26・7%となり、最高を更新した。80歳以上は1002万人(前年比38万人増)で、初めて1000万人を超えた。



 

川島なお美「治療に専念しますね」


http://www.asahi.com/and_w/interest/entertainment/CORI2059480.html



 

 

<特別編>歴史 繰り返すのか 歴史家・保阪正康氏


http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/himitsuhogo/iwaneba/list/CK2015091802000204.html


 

 

無駄ではない。実を結ぶ 作家・瀬戸内寂聴さん


http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015092002000130.html?ref=rank


寂聴さん「負けたと思わないで」 安保法、若者デモに希望


http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20150920000056


 

瀬戸内寂聴さん、法話で首相批判 「民の心聞こうとしない」


http://www.47news.jp/CN/201509/CN2015092001001339.html


 

<特別編>「若者」なぜ立ち上がる 作家・高橋源一郎氏


http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/himitsuhogo/iwaneba/list/CK2015091802000206.html


 

欺瞞の言葉重ねた安保審議、国会劣化 作家・高村薫さん


http://www.asahi.com/articles/ASH9L5KL6H9LPTIL01H.html?iref=reca


 

A級戦犯7人絶筆:東条英機「全く相済まぬ」 金沢で公開


http://mainichi.jp/select/news/20150923k0000e040113000c.html


 

おかしいだろ、これ。


http://www.niigata-bengo.or.jp/about/statement/attachment/00000169-20150919115154.pdf


 

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20150920206576.html


「おかしいだろ、これ」新潟県弁護士会、安保法に猛抗議


http://www.asahi.com/articles/ASH9M4JCQH9MUOHB014.html


 

安倍首相、または一太、インドのモディ首相の誕生日祝いツイートに、全くの別人に返信、世界に恥を晒す。 - Togetterまとめ


http://togetter.com/li/876657

 


東京・新宿で安保法案に賛成の集会 NHKニュース


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150917/k10010238591000.html

安全保障関連法案を巡り、東京・新宿では、法案に賛成する人たちが集会を開き、早期成立を訴えました。


集会は法案に賛成する人たちでつくるグループが、ツイッターなどで呼びかけ開いたもので、新宿駅前にはおよそ50人が集まりました。集まった人たちは、雨の中、「イエス!安保法案」と書かれたプラカードなどを掲げ、法案の早期成立を訴えました。
参加した33歳の会社員の男性は、「中国の存在など、日々、危機を感じているので、法案は通った方がいいと思う。朝、ニュースを見ていて国会が荒れていたので心配になりましたが、ただただ成立を願うばかりです」と話していました。
主催したグループのメンバーの玉田麻美さんは「戦争したいと思っている訳ではありませんが、日本は、自分の国を自分で守り切れていないと思います。法案は日本を強くし、守っていくための第一歩で、一刻も早く法案が通り、反対する人たちの誤解が解ければいいと思います」と話していました。


日本自衛隊    中国人民解放軍


  隊員    248千人    2285千人


  予備役   48千人     51万人


4世代戦闘機 293機       731


(在日米空軍・海軍約187機 計日米約480機)


  潜水艦   16艦        69


  戦車    767台       2788


  核弾道    0         250


  予算    58920億円   151200億円


 

「政治に絶望するような議会運営やめて」 参院中央公聴会 奥田氏の発言全文


「本日は、自民党の告別式という流れ」 山本太郎氏


http://www.asahi.com/articles/ASH9L5WP3H9LUTFK022.html


https://twitter.com/dorkone/status/644875867995291648/photo/1


『アメリカと経団連にコントロールされた政治は止めろ!
組織票が欲しいか!
ポジションが欲しいか!
誰のための政治をやってる!
外の声が聞こえないか!
その声が聴こえないなら政治家なんか辞めた方がいいよ!
違憲立法してまで、自分が議員でいたいか!』


昨日のNHK討論、山本太郎さんの正鵠を射る発言


http://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/3d7c07e1665ee55421b18f3389a290c2


 

山椒言 菅原文太


https://www.cataloghouse.co.jp/tsuhanseikatsu/sanshougen/?cid=NA614A1_PRM_017


 

メディア情報学者の石田英敬教授「野党の牛歩戦術を与党は批判しますが、与党が今までやってきた審議内容も、質問にきちんと答えずにのらりくらりと時間稼ぎをしていたのですから、牛歩戦術と同じことです」(文化放送「ゴールデンラジオ」918日) #1134golden


 

石田純一の偉いところはきっちり「自分に求められている役割」=目だつ芸能人が国会前にいるところをマスコミや素人に撮らせ情報拡散させる役割を果たしていること。万人が求めるカーディガン肩かけの「石田純一像」で前面に立っているのは本当に素晴らしい。人気稼業でなかなかここまでできないよ。


S+FOR+SWEEP (@sforsweep)


 

日本とは何が違った? 同じ敗戦国でもドイツが周辺国と信頼関係を築けた理由


ドイツのヴィリー・ブラント元首相をインタビューする機会がありました。歴史認識を重視した非常にリベラルな政治家として知られる人で、彼もやはり「戦後に生まれた若い人たちに昔のドイツ人が行なった罪を背負わせるのは反対だ」と語っている。


でも、彼はそれに続けて、「ただし、今の若者もドイツの歴史から逃れることはできない以上、ナチスが犯した過去の罪について正しく知る必要がある。そうして自分の国の歴史と批判的に向き合うほど、かつて自分の国が被害を与えた国々や民族との関係を改善できるのだ」とも語っています。


私は決してこれを自虐史観とは思わない。むしろ、日本も含めてどの国にも当てはまる普遍的な真理だと思うのです。


 

具体的な例を挙げましょう。例えば、日本と中国の間ではいまだに南京大虐殺の犠牲者が30万人なのか2万人か、あるいは3千人なのかといった論争が存在し、それが延々と続いています。従軍慰安婦の問題も似ていますね。でも、ホロコーストの犠牲者数については「ナチスが600万人を虐殺した」ということでドイツとイスラエル、あるいはユダヤ人社会との間ですでに決着がついている。数についての議論はもう存在しません。


実際にはナチス・ドイツが証拠となる書類を破棄しているので、「600万人」という数字に具体的、科学的な根拠はないのです。しかし、ドイツは厳密な犠牲者の数ではなく、ナチスがホロコーストで大勢の人たちを虐殺したという「本質的な事実」を重視し、ユダヤ人社会、あるいはイスラエルと和解することを優先した。そのため「犠牲者数」についての論争はない。


「木を見て森を見ず」といいますが、ドイツの政治家は「犠牲者数」という「木」ではなく、「森」を見ることが自分の属する国家、民族にとって利益になることを理解していたのです。


また、連合国によるニュルンベルク軍事法廷で戦争犯罪が裁かれた後も、ナチスが犯した計画的で悪質な殺人については「時効を廃止」し、ドイツが自国の司法システムの下で戦後70年を経た今もナチスの戦争犯罪を訴追し続けているというのも、日本との大きな違いではないでしょうか。


さらに言えば、歴史認識に関する教科書の記述に関しても、フランス、ポーランドなど、かつて戦争で被害を与えた国々と「教科書会議」を設立し、長年、ナチス時代に関する記述について双方が納得できる内容を確認する作業を続けてきました。


過去に大きな過ちを犯したドイツがこうした努力を少しでも怠ったら批判される。この過去と向き合う作業に終わりはないのだという意識を、すべての政党と国民が共有しているからできることだと思います。


歴史上、虐殺事件はたくさんありますが、工場のような施設を造り、民間人を含む多くのユダヤ人をシステマチックに虐殺したという意味で、ナチス・ドイツの行なったホロコーストは他に例がありません。ドイツ人は、人類史上まれに見る大量殺人をドイツの名の下に行なったという道義的責任を共有しているので、過去への向き合い方が徹底しています。


また、9ヵ国と国境を接し、資源も人口も少ないドイツは資源を輸入し、加工して輸出するという「ものづくり大国」となる以外に成長する道はなく、政治的にも経済的にも近隣諸国の信頼なしには生き残れない。ドイツの政治家は「周りの国々との和解」が自国の繁栄にとって必要不可欠な要素であることをよく理解していますから、その意思は非常に強いのです。


首相、支持なくとも安保法案採決 「成立後に国民は理解」


http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015091590070107.html


国会前抗議集会


https://twitter.com/TOKYO_DEMOCRACY/status/643415613935718404/photo/1


https://twitter.com/aki21st/status/643408108799160320/photo/1


https://twitter.com/CybershotTad/status/643401999514361857/photo/1


http://mainichi.jp/graph/2015/09/15/20150915k0000m040066000c/008.html


 これからどうなる安保法 (1)米要望通り法制化

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015092202000210.html


これからどうなる安保法 (2)海外派兵に余地


http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015092302000130.html

「植民地」「侵略」消える 外務省HPに安倍談話反映

 


国勢調査のパスワード入り用紙、無防備に郵便受けに? 総務省「調査員の指導、行き届かなかったかも」


ルメイ将軍に1964127日勲一等旭日大綬章を授与された。理由は日本の航空自衛隊育成に協力があったため。佐藤内閣の決定で推薦は防衛庁長官小泉純也と外務大臣椎名悦三郎の連名。彼は東京大空襲や原爆投下の指揮官だった。勲一等は親授が通例であるが、昭和天皇は親授しなかった。


兒嶋直也 (@naoyako)

原子力推進が目的?IAEA「福島原発事故報告書」 天野事務局長、被害者の声を聞いてください。


http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/iaea/blog/54063/


IAEA総会。「IAEA福島報告書」が日本の安全神話を批判したことは報道されてますが、健康被害は「観察されず」日本の原発は「十分な安全裕度が備わっている」なんてことも書かれていて

「東芝」だけではない「原発事業」の世界的衰退


俳優・石田純一さんが国会前抗議でスピーチ!「戦争は文化ではありません!」安保法制反対を堂々訴え


「芸能人である前に、市民であり国民です」918日、石田純一さんにIWJが直撃取材!「将来に対する義務として、『戦争法案』に反対します」自民党改憲案に強い危機感を示す


「政治家として感覚悪い」俳優・石田純一さんが918日、再び国会前抗議でスピーチ!国民の声を聞かない与党政治家を痛烈批判!


http://iwj.co.jp/wj/open/archives/265411


畏友・坂本衛氏 @mamoskmt の「安保法」に関する「論考2本」今回の安倍政権・与党はどこがダメだったか。民主党はじめ野党の「あらゆる手段を尽くす抵抗」がお粗末すぎる件。 


https://www.facebook.com/yassy.tanaka.1/posts/10153651348039586

 

 

人名バラエティー 集まれ田中!


http://www4.nhk.or.jp/P3701/x/2015-09-23/21/31903/2945113/


色須魅亜♂ @IROSUMIA  13時間13時間前


「田中」だけが集まる番組だって。爆笑問題の田中がMCだけど太田もいるんで、じゃあ田中康夫呼んで投げ飛ばさないでどうすんのよ感人名バラエティー 集まれ田中!


 

 

 

W杯最大の波乱呼んだ名将の意


損失は税金で穴埋め 武器輸出に貿易保険


http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015092390071114.html


 

意識改革 ラグビー日本代表


http://digital.asahi.com/articles/ASH9N2V4FH9NUTQP004.html


 英国・ブライトンで19日に行われたラグビーのワールドカップ(W杯)1次リーグB組初戦で、日本が快挙を成し遂げた。世界ランキング3位、W杯では過去2度の優勝を誇るラグビー大国・南アフリカに後半ロスタイムのトライで逆転勝利。大金星を呼んだのは、世界的名将として知られるエディ・ジョーンズヘッドコーチ(55)と選手たちの強い思いだった。


 「勝って新しい歴史をつくる」。日本代表の主将、リーチ・マイケル(26)は試合前、こう話していた。過去、日本はW杯に7大会連続で出場しているが、勝利は1991年大会のジンバブエ戦のみで、通算1勝21敗2分けに終わっていた。3点差で迎えた試合終了間際、相手ゴール前で得たペナルティーキックを決めれば引き分けには持ち込める。だが、あくまで逆転トライにこだわった。ボールを右へ左へ展開し、最後はカーン・ヘスケス(30)がゴールに飛び込んだ。87年に始まったW杯史上、最大と言える波乱を起こした瞬間だった。


 2012年に就任したジョーンズヘッドコーチがまず始めたのも選手の意識改革だった。豪州監督としてW杯準優勝、南アのアドバイザーとして優勝を果たした名指導者は、このW杯で8強による決勝トーナメントに進み、日本ラグビーの歴史を変えることを明確な目標として定めた。


 チームづくりに一切の妥協はない。午前5時台からの練習、1日3度のトレーニング。そんな合宿生活が4月から8月まで10度に及んだ。とかく体格差を敗因に求めてきた日本だが、運動量、持久力を強みと呼べるほどに築き上げた。


 試合が始まれば指導者の手を離れ、選手はめまぐるしく変わる状況を判断してプレーしなければならない。ヘッドコーチの指示通りに動く従順さだけでは世界の強豪と勝負できない。選手間で日頃から問題意識を共有するため、主将や副主将は頻繁にミーティングを行った。


 前半29分のリーチのトライは、12人もの選手が一塊となって挙げた。もしボールを奪われれば、防御の人数が少ないため失点のリスクを負うが、最近、スクラムハーフの田中史朗(30)の提案に選手たちが呼応したプレーだった。


 ジョーンズヘッドコーチは試合後「引き分けを選ばなかったリーチの勇気をたたえたい」。たくましく成長した選手たちを頼もしく見つめた。(ブライトン=能田英二)


ラグビー代表「外国出身」なぜ? メンバー入りの3要件


http://www.asahi.com/articles/ASH9Q4TFBH9QUTQP01X.html?iref=com_rnavi_arank_nr01


ラグビーのワールドカップ(W杯)で、優勝2度の南アフリカを破る歴史的勝利を挙げた日本代表は、選手31人のうち10人が外国出身だ。南ア戦では試合終了間際、ニュージーランド(NZ)出身のカーン・ヘスケス(30)が逆転トライを決めるなど、チームで重要な役割を果たしている。


 ラグビーの国際統括機関「ワールドラグビー」は代表の資格について、①その国・地域で生まれた②両親または祖父母の一人がその国・地域で生まれた③36カ月以上、その国・地域に居住している――の3要件を定め、そのどれかを満たせばいい。


 外国出身とは言え、彼らは生活から日本になじんでいる。10人中5人は日本国籍を取得。その一人、近鉄所属のトンプソンルーク(34)は南ア戦後、「もう、信じられへんわ」と関西弁で感激を表した。地元の大阪府東大阪市では行きつけの定食屋もあり、人気者だ。日本の高校や大学で学んだ選手の多くは日本語を話し、国歌斉唱のため、君が代の練習も積んでいる。


 日本ではトンガ出身選手2人が代表に入った第1回W杯以降、外国出身選手の数が増える傾向にあり、批判もあった。そうした中、今大会の日本代表、五郎丸歩(29)は20日、ツイッターで「彼らは母国の代表より日本を選び日本のために戦っている最高の仲間だ。国籍は違うが日本を背負っている。これがラグビーだ」と発信。日本人の積極起用を訴えていたヤマハ発動機清宮克幸監督(48)も、南ア戦を見て、「国籍や人種の論争はさまつな話だ」と考えを改めた。


 ラグビーがなぜ、代表資格に国籍を求めないのか。それは早々とプロ化して世界に広まったサッカーとは対照的な歩みが背景にある。ラグビーは1995年までアマチュアの立場を守り、主に英連邦内で盛んになった。選手が仕事や勉強のために移り住んだ先でも競技を楽しめるように、との思いも込められているという。


 実は、日本が23日に対戦するスコットランドの先発にも英国外で生まれた選手が4人いる。代表強化のため、スコットランド生まれの祖父母を持つ選手をスカウトするだけでなく、スコットランド血縁関係はない南ア出身者が3年前に地域のクラブと契約し、W杯を目指してきた例もある。こうした方法に対し、現地では「競技者が1万人程度で外に人材を求めるのはやむを得ない」という意見がある一方、「居住要件は3年より長くすべきだ」との声が出ている。


 強豪のNZやオーストラリア(豪州)の代表にも国外出身者は珍しくない。豪州出身で日本代表のエディ・ジョーンズヘッドコーチ(55)は「世界がグローバル化され、ビジネスもスポーツもやり方が変わってきている。日本も適応しなければ。我々のチームは多国籍だが、異文化交流の良き先例になれればいい」と話している。(河野正樹、野村周平)


 

国立大、「文系改革」に揺れる 文科省通知「廃止」言及


http://www.asahi.com/articles/ASH9L74K7H9LUTIL094.html


全86校の国立大に対し文部科学省が6月に出した通知が波紋を呼んでいる。「廃止」という言葉を使って人文社会系学部の見直しを迫り、それに対応する大学も出始めた。一方で強い批判もあり、文科省は火消しに追われている。


 「とうとうきたか……。戦時中の文系学生の学徒動員や高度成長期の理系偏重をほうふつとさせる」。文科省の通知に、滋賀大の佐和隆光学長はそう思った。


 通知は「特に教員養成系、人文社会科学系学部・大学院については、組織の廃止や社会的要請の高い分野への転換に積極的に取り組む」と統廃合にも言及していた。経済と教育の2学部体制の滋賀大への影響は大きいという。


 佐和学長は、産業競争力会議や文科省の有識者会議で「社会の要請に応えていない」「職業訓練大学に変えろ」と指摘されるたびに危機感を抱いてきた。「このままでは運営費交付金を削減され、極貧大学になる」。対策として滋賀大は2017年度、文理融合のデータサイエンス学部を新設。統計学情報工学などを使ってビッグデータを解析し、新たな価値を創造する人材を育てる。経済・教育両学部の定員を減らして新学部に回すという。


 人文社会系学部の見直しを検討する国立大は多い。


 弘前大は16年度、教育学部の定員を70人減とし、人文学部を人文社会科学部に変えて80人減らす。一方で理工学部は学科の新設などで60人増やす。「大学の役割の再定義を踏まえた結果」(広報)という。


 千葉大が16年度に新設する「国際教養学部」は人文社会科学、自然科学、生命科学の学問分野にまたがる。定員の90人は、教育学、文学、理学、工学、園芸学部を減らして捻出する。小沢弘明副学長は「ここ十数年、すぐ役立つ人材を育てるとか、企業がそれを要望するとかの流れがある。正しく大学の自治があれば、通知にどう対応するかは大学の考え方、見識しだいだ」と話す。


 国立で唯一「芸術大学」を名乗る東京芸術大学も、文系学部の危機を前に「明治時代の開学以来」という改革に取り組む。「このままでは生き残れない。不退転の覚悟で世界最高峰を目指す」と宮田亮平学長。この7、8年で芸術系離れが進み、同大の受験者数は美術学部で約33%、音楽学部で約25%減ったという。


 改革の中心はグローバル化だ。昨年、芸術系大学で唯一、国のスーパーグローバル大学に認定された。最大3億円の支援を受け、美術学部は海外の4校と連携を進める。同学部の学生たちは7月から、パリの国立高等美術学校の学生と2人1組で「私と自然」がテーマのパフォーマンスを制作。英語で話し合い、竹や布などの素材を集め、所作を考えた。


 フランスの学生からは「原発事故」から「軽トラック」まで社会問題や文化と結びつけたキーワードが飛び出した。


 作品は8月に国内外の芸術家が参加して新潟県で開かれた「大地の芸術祭」で発表された。「危険なものとの歩み寄り」を表現した彫刻専攻の大学院生角田里紗さん(23)は「今までは1人で黙々と素材を触っていた。フランスの学生のアイデアは刺激的で、社会への発信力が身についた」。


 保科豊巳美術学部長は「学生には国際的な芸術祭で公開できるレベルを求めた。グローバルに考えた問題意識を社会に出せないと、世界で活躍する芸術家になれない」と考える。沢和樹音楽学部長は「今は例えば、芸術家を世界平和にどう役立たせるのか、自分の存在感をどう打ち出すのかが問われている」と話す。(石山英明、河原田慎一)


■文科省、批判対策に苦慮


 大学が自主的に再編を続ける一方、通知を出した文科省は文系軽視との批判を受け、火消しに追われる。


 18日、2千人以上の科学者でつくる日本学術会議の幹事会。文科省の常盤豊・高等教育局長は、文系を廃止して自然科学系に転換すべきだという意味ではない、と明確に否定した。7月に学術会議から「人文社会科学の軽視は大学教育を底の浅いものにしかねない」と批判されたためだ。


 経団連も9日、安易な文系見直しに反対する声明を出した。下村博文文科相は11日の記者会見で「非常に誤解を与える文章だった」と通知の不備を認め、「廃止」の対象は少子化で需要が減る教員養成系で、人文社会系には改善を求めるというのが真意だったと説明。「経済界が即戦力を求めているからこうしたなんて一言も書いてないし、思っていない」と話した。


 文科省によると、専門分野が細分化されて人文社会系の教育が「たこつぼ化」していることや、どんな人材を社会に送りたいかの説明が足りないことなどの課題があるという。幹部は「人文社会系はむしろ重要で、積極的に対応してほしいとのメッセージ」と説明する。


 国立大の収入の4割を占める運営費交付金は年間約1・1兆円。なるべく特長のある分野に投資しようと、文科省は12~14年、各大学に強みとなる教育や研究の洗い出しを求めた。その結果、人文社会系の課題が大きかったという。


 文科省の通知案を了承した「国立大学法人評価委員会」委員の河田悌一・日本私立学校振興・共済事業団理事長は、国立大人文社会系には、ほとんど勉強しなくても単位が得られる科目があるなどの課題を指摘する。「多額の交付金に守られ、社会でどんな役割を果たすのか説明してこなかった」。少子化の中、改革しなければつぶれる。そんな私立大なら当然の意識も乏しかったという。(高浜行人)


■研究・教育のバランスを


 〈本田由紀・東京大大学院教授(教育社会学)〉国立大の人文社会系学部は、学生や社会の側に立って授業の魅力を十分説明できていない面もある。また、分野によって専門知識の習得や社会問題への関心の喚起が乏しいなどそれぞれ課題があり、カリキュラムの偏りを正す工夫の余地がある。財政事情が苦しい中、投資に見合った人材育成を求める国の考えにもそれなりの背景はある。ただ、教員が減るなどして結果的に人文社会系分野の研究が衰退するとすれば問題だ。これ以上国に改革の口実を与えないよう、大学院などで研究機能を維持しつつ、教育では組織や内容を工夫するなどバランスの取れた改革が必要だ。


経団連、安易な文系見直し反対 即戦力だけ期待を否定


http://www.asahi.com/articles/ASH9956F5H99UTFK018.html


川上量生さん「残念ながら日本の教養の原点はジャンプ」


http://www.asahi.com/articles/ASH8F5F8BH8FUCVL00D.html


「人文知は、趣味として生き残ればいい」東浩紀さん


http://www.asahi.com/articles/ASH8M3G3FH8MUCVL005.html