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シールズは民主主義に関心がなかった
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シールズは民主主義に関心がなかった

2016-08-20 13:30
     

    シールズが解散したということで、朝日新聞や東京新聞など、
    神輿に担いできたメディアが、その意義を肯定的に検証しよう
    としている。
    だが、最も肝心な点は、彼らが決して若者代表ではなかった
    ということであり、むしろ若者から「左翼だ」と敬遠された
    という事実だ。 

    「来年は安倍政権はない」と言ってた彼らの代表者が、いかに
    驕っていたかということも検証せねばならないと思うが、
    左翼メディアはその点を隠蔽してくる。
    そんな検証の仕方では、市民運動の限界を突破することは
    不可能である。 

    そもそも「民主主義とは何だ?」と言いながら、民主主義の
    選定図書まで選んだ彼らは、実は民主主義には関心がない。
    デモをしておけば民主主義としか思ってない。
    「若者は純粋だから」では済まない問題である。 

    朝日新聞も東京新聞も、それほど民主主義に関心があるなら、
    わしが描いた『民主主義という病い』(幻冬舎)を論評すれば
    いい。
    反対があるなら批判すればいい。
    シールズの批判もこの本で描いているが、彼らは反論できる
    のだろうか?
    都合の悪い意見は無視するというのでは、熟議が必要な
    民主制の根本を踏みにじる行為だから、話にならない。 

    偽善・欺瞞で民主主義を論じても、百害あって一利なしである。

    民主主義という病い

     

     

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