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形骸化した権威と、生きている権威
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形骸化した権威と、生きている権威

2016-11-08 00:30
     

    有識者会議のヒアリングの結果をニュースで聞いてると、
    無茶苦茶すぎて話にならない。
    宮内庁次長が、公務を減らすことは出来ないというのは、
    当然である。
    それを天皇陛下も望んでいるわけではない。 

    本当は続行したいのだが、年齢的に難しくなったから、
    譲位したいと言っておられるのだ。
    皇太子が新たな天皇になられたら、まだ若いから完璧に
    こなされるだろう。 

    公務の重要性が理解できないくらい、彼らは馬鹿なのである。
    もう時代についていってない。
    時代遅れ。アナクロニズムのクソじじいと化している。
    天皇が存在すればそれでいいとしか思ってないから、
    まったく分かってないのだ。 

    呆れるのは東大名誉教授の平川裕弘という人物で、
    「完璧主義者の今上天皇に合わせて典範改正をするべき
    ではない。退位を認めるべきではない」などと言っている。
    「完璧主義」のせいにするのは本当にたちが悪い馬鹿だ。
    完璧主義が悪い、公務を減らせばいい、摂政を置けばいい、
    そのように考える単細胞老人がやたら多い。 

    天皇陛下のお言葉だけで、なぜピンと来ないのだろう?
    ボケてるのか?
    わしは88日の玉音放送を聞いて、ガラッと天皇観が
    変わってしまった。
    だから『天皇論 平成29』を猛烈に描いているのだ。 

    とにかく有識者会議に招かれる連中は、世間的には権威
    だけは持つ学者かもしれないが、あいにくその権威は
    もう形骸化している。 

    権威の形骸化を恐れている天皇陛下は、実に感度が高くて、
    時代感覚に敏感で、素晴らしい人格者である。
    年齢的に体力は衰えたのかもしれないが、頭脳は実は
    みずみずしい。
    分からんのかなあ、これが。

     

     

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