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HKT48九州ツアー、指原と秋吉という異形の子が湧かせた
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HKT48九州ツアー、指原と秋吉という異形の子が湧かせた

2014-03-22 10:30
     

    HKT48九州7県ツアーの最後の公演を見るために博多に来た。

    まるで、博多どんたくみたいに演芸のてんこ盛り、
    歌あり笑いありのバラエティー・ショーを満喫した。

    モー娘。から始まったり、過去のアイドルの曲を歌ったり、
    HKTの持ち歌の少なさをカバーする工夫もされており、
    予測がつかない楽しさだ。

    他のグループが大きめのコンサートをするときは、
    劇場公演のパフォーマンスの集大成を見せる迫力で行うが、
    HKTは全然違う楽しませ方をする。

     

    これはもう完全に指原莉乃あってのショーである。

    指原なしには成り立たない。

    やはり指原はわしが予想した通り、王国を作ったのだ。

    そしてこの「指原HKTショー」は大衆的で間口が広いかもしれない。

    キャンディーズもWinkも松田聖子も南沙織も森高千里も
    おニャン子クラブもモー娘。も、
    わしの年齢なら懐かしいアイドルたちだ。

    「年下の男の子」の朝長美桜の歌唱は相当可愛かった。

    17歳」の兒玉遥も良かった。

    出番が少ないのは腰痛のせいだなと思っていたが、
    それを打ち明けるときに噛んでいたのが可笑しかったし、
    泣いてるのが愛らしかった。

    指原の「私がオバさんになっても」は歌詞が微妙に恐く感じて、
    脚のきれいさが森高に似ていてぞっとした。

     

    しかし大きなハコでこのような見せ方をするなら、
    中西智代梨谷真理佳が移籍するのはまったくわからない。

    新たなバラエティー担当は
    田中菜津美坂口りこぴ秋吉優花か?

    わしが一番笑ったのは、「恋するフォーチュンクッキー」で、
    おにぎりの被り物で出てきた秋吉だ。

    さも楽しそうに跳ねる跳ねる、これは大爆笑だった。

    秋吉って奇妙な子だなあと思っていたが、ここまで面白いとは

    秋吉優花は久しぶりの掘り出し物だ。

     

    各メンバーに平等にスポットライトが当たる構成になっているから、
    それぞれのヲタは満足だろう。

    だが、マクロな視点から見れば、
    やはりHKT指原に大きく依拠するグループになった。

    指原以外は平準化させるこの戦略が正しいかどうかは、わからない。

    福岡から橋本環奈が今後、全国区になることが気になる。

    全国区になる次のスターを作れるかどうかがHKTの未来を決定する。

    今回のHKT48ツアーは、
    指原秋吉という異形の子が湧かせる公演だった。

     

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