• このエントリーをはてなブックマークに追加

magomeさん のコメント

>>103 na85さん 「里海資本論」すでに購読済みです。あとがきは「里山資本主義」の藻谷氏が書いていますね。実は地元では不耕起農業をやる傍ら東京湾で操業する漁師を中心に江戸前の海産物を含む魚食の普及を目指して集まる有志たちと組んで子供を中心に漁港や地元の海岸、そして限界集落を中心とする過疎地での生き物調査を来年行おうと計画しています。そして、子供たちに海の生物、里山を中心とする水田や小川、田畑の生き物を調査させ、人は海山川の生き物とともに生態系の中に組み込まれているという日本独自の自然環境を学ばせる場を作る計画を進めています。
 私が現在住んでいる地域はもともと綿織物の産業が盛んだった地域で綿花栽培に気候も適している地域でもあります。よって現在でも機織り保存会が運営されています。このほかにも養蚕業が盛んだったことから来年は女子を中心に藁細工や原料の栽培から始める織物の事業を始める予定でして、都心部から参加者を募る予定です。
 いわば、里山、里海を一つの新たなる巨大娯楽施設(テーマパーク)にするという事業を進めているのです。瀬戸内海にいまだに眠っている産業と資源があるように、東京を中心とする首都圏にも多くの産業と資源がいまだに眠っていて、近代化した都心部の人々が江戸期以前の知恵と資産をその場で容易に触れる機会をこれから求められていくでしょう。

ついでに、MVP取得おめでとうございます。私はいまだに二回。こんどこそがんばるぞ。

最後になってしまいましたがライジングの感想を

安保法案成立はもはや避けられないと思っていましたが、周囲の人々の安保法案に関する話も国会前のデモのおかげでだれも話題にしなくなってしまいました。それまでは安保法案に批判的な人々も何人かいたのですが、デモを大人たちが大々的に取り上げる様になってきてから「安保法案に反対するとデモをやっている異様な人々と一緒にされる」という雰囲気が出来上がってしまい、ついに「安保法案反対」を口にする人はいなくなりました。
あのデモをやっている人々を見ていると、かつての右翼の街宣車が軍歌や国歌、唱歌の印象を悪くしてしまったように、安保法案反対の印象を悪くするために活動していたとしか思えず、あのようなデモを見るたびにデモやストライキは無条件で拒絶反応を起こすまでになってしまいました。デモそのものを否定するつもりもなければ規制をするという考えまでは行きませんが、私は國内におけるデモは絶対に参加したくありませんし、知人、友人、家族など親しい人でデモに参加するという人がいれば私は絶対に止めると思います。
 中には薬害エイズや水俣病など、明確に被害者がいて理に合わない決着を付けさせようと目論む輩がいる限りはデモへの参加も認めざるを得ないと思いますがそれでも如何にして運動に嵌らないようにするか真剣に考え続けると思います。
 今月発売の「SAPIO」を買いました。待ちに待った土佐の天才、植木枝盛の登場ですね。安保法案が成立し、法の安定と立憲主義が強く問われる今にとって絶好の時だと思いました。歴史を題材にした物語は、普通、ここまで一つの時代が長く続くと早々と飽きてしまうものなので、歴史物語で一番難しいのが時の流れなのだとつくづく思いますが、「大東亜論」はまったく飽きがこないし、次が無条件で楽しみになります。大東亜という欧米列強の帝国主義に対抗すべく、東洋の王道を築き上げようとした人々が世界で活躍していくまでにどのような物語があったのか、世界にどのような物語を残して行ったのか、先がますます楽しみです。
No.105
112ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第149号 2015.9.22発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…安保法案がついに成立してしまい、日本は集団的自衛権を行使できることとなった。行使の前提として掲げた3条件の1つ「存立危機事態」は本当に「歯止め」となり得るのか?そもそも「集団的自衛権」とは何か?立憲主義も法治主義もかなぐり捨て、大急ぎで安保法制を成立させなければならないほどの理由が、今の日本にあったのか?ペテンだらけの従米安保法案が成立した真の理由を直視せよ!! ※「ザ・神様!」…父親である景行天皇からその存在を恐れられ、「東国征伐」を口実に、大和を追い出されてしまったヤマトタケル。伊勢を出て、尾張の主要拠点・熱田へと向かった彼の前に、意外な障害が立ちはだかる!?いつの世も、この問題は避けて通れないのでありましょうか?? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!政党はなぜ選挙公約を平気で破るの?「ネトウヨを優先的に徴兵しろ」という発言と「国防は苦役ではなく崇高な国民の義務である」という発言って矛盾してない?自主独立の先には結局日米決戦しかないのでは?前髪があるヘアスタイルと無いスタイル、どっちが好き?連休の大型化をどう思う?共産党が提案した「戦争法廃止の国民連合政府」は可能?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第145回「成立した従米安保法案のペテンを教える」 2. しゃべらせてクリ!・第109回「ぽっくんの腹話術ショー・茶っこく堂ぶぁい!の巻〈後編〉」 3. もくれんの「ザ・神様!」・第65回「ヤマトタケル物語・その6」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 読者から寄せられた感想・ご要望など 7. 編集後記 第145回「成立した従米安保法案のペテンを教える」  安保法案がついに成立してしまい、日本は集団的自衛権を行使できることとなった。  集団的自衛権を使う際の前提となる3つの条件の1つに、 「存立危機事態」 というのがある。  その定義は、以下のとおりである。 「我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある事態」  これ、平たく言えば、 「米軍が攻撃されたことによって、日本が存立危機になった時」 と書いてあるのだ。  つまり わが国が「存立危機事態」にある場合しか、集団的自衛権を行使できない ということであり、この条件は、集団的自衛権を無限定に行使させないための「歯止め」とされている。  ほとんど日本が滅亡の危機に瀕している状態と言うべき「存立危機事態」の時しか行使できないというのだから、一見、非常に厳しい縛りのように思えるのだが、実際には、これは全く無意味な条件なのである。   そもそも「集団的自衛権」とは「他国を防衛する権利」である。 「 自国が攻撃されていなくても、他国に対する攻撃を自国に対する攻撃と同じとみなして反撃する 」というのが「集団的自衛権」である。   ところがこの「存立危機事態」の定義は、「日本は攻撃されていないのに、アメリカが攻撃を受けたことで、滅亡の危機に瀕している事態」というものなのだ。  一体全体、何のこっちゃ!?  そんな奇妙奇天烈な状況って、ありうるのか!?  政府が説明する際に具体例として挙げたのは、日本海で米軍のイージス艦を北朝鮮が攻撃しようとした時に、自衛隊が守るというものだった。  だが、たとえ米軍のイージス艦が攻撃されたって、それで日本が滅亡の危機に瀕するなんてことがあるわけがなく、これが「存立危機事態」だなんて言えないのは明白である。  それでも米艦の防護をするというのは、要するに友軍だから絶対に守らなければならないというだけのことである。   実際には日本の存立危機に何も関係なくても米艦を守ることになっているわけで、「存立危機事態」なるものを設定することに、何の意味もないのである。  政府は集団的自衛権行使が「限定的容認」だと言い続けてきたが、「限定的」とするための「歯止め」として設定した「存立危機事態」という条件には全く実体がなく、 事実上は歯止めなしの無限定容認となっているのだ。  そうなっている以上、中東で米軍が襲撃されたら、日本の存立危機に何の関係もなくても、自衛隊を派遣しなければならなくなることは間違いない。   要するに、日米同盟の信頼性が揺らぐことが「存立危機事態」になっているのだ。   アメリカの信頼を失ったら、日本は滅亡してしまう、これこそが「存立危機事態」だということになってしまっているのである。 「存立危機事態」については、もう一つおかしな話がある。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!