田原総一朗氏がツイッターでこう書いていたという。
「小林よしのりさんのブログを読みました。
僕を信用してほしい。絶対に小林さんを裏切らない。」
それならば、あっさり信用する。
わしの疑念が、一般人を装った自民党議員のヤラセで
加速してしまった。
なにしろ各テレビ局や新聞社の上層部が、安倍首相と
ゴルフや食事をしているし、安倍政権に批判的な
報道番組の司会者やコメンテーターが、次々降ろされて
いるのを見ると、もうマスコミは信じられないという
気持ちになっている。
わし自身が自民党リベラル派の勉強会を潰されて、
政権の言論統制の意欲の異常さを見せつけられた
経験もある。
権力に迎合するマスコミは迂闊に信用してはならない。
わしとて安倍政権が女性宮家創設を実現してくれるなら、
それが民主党の「一代限り」という不完全なプランを上回る
万全のプランだったら、自民党支持になってしまうだろう。
だがそれでわしが権力監視を怠るようなら、やはり
言論人としては失格だ。
自分の支持政党を超えて、「公」のために発言しなければ
ならない。
田原総一朗は「朝ナマ」で、天皇に関する議論、
右翼の議論、部落差別等々の、当時は日本人が触れるのを
ためらう、いわばタブーの問題に敢然と挑戦して、
「言論の自由」の領域を格段に拡張した。
この功績は偉大なものであり、大いに尊敬している。
最後まで権力に取り込まれることなく、かっこいい人間で
あってほしい。