慰安婦像を釜山の日本総領事館前にも設置する計画が
進められているという。
韓国政府がこれを阻止できるものだろうか?
韓国政府が民間の運動家を説得するか、警察力で
阻止しなければ、そもそも日韓が政府どうしで
「合意」に至っても、何の意味もないことになる。
産経新聞がしばらく「歴史戦」などという企画を
やっていたが、慰安婦問題では「歴史戦」に敗北した。
それにしては産経新聞は安倍政権を批判しない。
これが民主党政権だったら、連日紙面は慰安婦問題
だらけで、お抱えの論客が民主党批判一色に
染まっていただろう。
もう慰安婦問題では、ナショナリズムを煽らないことに
決めたようだ。
だが安倍晋三は産経新聞にとって、恋人並みに
「愛しいシト」だ。
その上、安倍政権の背中を押したアメリカも、
産経新聞にとって「愛しいシト」だ。
「愛しいシト」に裏切られたとは思いたくない。
「愛しいシト」とはどうしても敵対関係になりたくない。
だからブツブツと口先だけで文句をつぶやいてみるように、
「韓国は慰安婦像を撤去しないってよ。」「釜山でも
作るってよ。」といじけながら言い続けている。
「愛しいシト」に浮気されたけど、一回きりなら
許してあげるが、ふとした時に文句をつぶやく。
女々しいとは、このことか!
こうして2回目の浮気、3回目の浮気と続いていくのだが、
「憲法改正」を口先で言い続けてくれる限り、
別れられない。
「憲法改正」は産経新聞にとって、「本当に愛して
いるのはお前だけなんだよ。」という甘い囁きだ。
「憲法改正」、それを安倍ちゃんが言うだけで、
身も心も溶けてしまうのが、産経新聞だ。
でも改正と言っても、「まずは緊急事態条項からだよ」と
誤魔化される。
「愛しいシト」は巧妙だ。肝心の約束は、先へ先へと
伸ばされる。
だが待っているうちに、「愛しいシト」には
「あさが来た」と「アサコール」がかかる。
するとすべてが夢だったと悟るのだ。
ああ、「愛しいシト」、あなたのリングが欲しかった。