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ゆく年来た未来2014 誰も信じない真実(その10)
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ゆく年来た未来2014 誰も信じない真実(その10)

2015-02-03 23:45


    ミライ:
    出だしはワンパターン、中身はてんこ盛り。ゆく年来た未来2014 誰も信じない真実シリーズ、(その9)に続いて、今回は(その10)、10月のネタからお送りします。


    フツクロウ: 残すところもあと3ヶ月。10月はどんなキーワードじゃったかの。


    ミライ: はい、今回のキーワードはこちらです。

    TOKYO激怒幼児教育から大学まで「〜才能ないんだと思う」中村修二赤﨑勇ジョブズ北極の氷睡眠の理由経済活性共感力「40歳は惑わず」浅草事業のスロー度成功者の現象破壊的イノベータ京都の観光戦略新しい挑戦をしたがらない日本企業未来のパソコン授業

    ミライ: はいっ。さて、今回の「誰も信じない真実」はなんですか?


    フツクロウ: うむ。今日の「誰も信じない真実」は、

    事業はスピードではなくスロー度

    じゃな。


    ミライ: あ、2で止まってる【未来への鉄則】シリーズですね。


    フツクロウ: ホ、ウホホ。


    ミライ: ここではたまに取り上げてますけど、世間では全くですねぇ。


    フツクロウ: ホじゃな。起業というとベンチャーになるし、それ以外はなんか社会起業のようなイメージになるし、しかし、世の中のほとんどの起業はどっちでもないんじゃがの。


    ミライ: いろんな起業があるっていうことがもっと広く認識されて話ができるといいんですけど。


    フツクロウ: まったくじゃ。


    フツクロウ: 普通、事業のスピードというと、速ければ速いほど良いとして、ひたすらスピートを求めがちじゃが、この時代、そんな単純な時代はとうに終わっておる。


    ミライ: というと?


    フツクロウ: 地域活性のような事業では、急いでやりすぎると地域全体が付いて来れなくなる。


    ミライ: 結局誰のためにやるかってことでしょうか。


    フツクロウ: 自分の事業が爆発的に拡大するというのは、そこに大きな摩擦を起こすということじゃ。iPhone はド派手に社会に飛び出して、急いで広めて、それでさらに多くの人に買わなきゃと焦らせて、一気に広まった。その瞬間にはいわゆる情報弱者と呼ばれる人を生み出すことになったが、そうやって広まったことで、誰でもスマホを手にすることができるようになり、誰でもアプリを開発できるようになり、障害者始めいろんな事情の人にそれぞれ必要なアプリを作れるようになった。

     iPhone のようなデバイスは iPhone が初めてではなかったが、ほとんど普及しなかった。こういう事業はスピードと規模が必要なんじゃな。


    ミライ: スピード命の事業もあるわけですね。


    フツクロウ: まっことホノ通りじゃ。じゃからといって、全ての事業がそうではない。特に持続的な活動が求められる事業は、周りが付いてこなければいかん。最低20年続ければ子の代が入ってきて安定すると言われておるが、逆にいうと20年はなんとかして持たせなければならない。20年もつように事業をするために必要なスピードで始めなければならないんじゃ。

     
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