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伝説のプロレス団体UWFインターナショナルでデビューして、キングダム、リングス、PRIDEと渡り歩いた日本格闘技の生き証人金原弘光が格闘技界黎明期を振りかえる連載インタビュー。今回のテーマは話題の本『1984年のUWF』について!





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――金原さんは『1984年のUWF』はお読みになりました?

金原 読んでないよ。「U.K.R.金原道場」の道場生が「読んで凄くイヤな気分になった」という感想は聞いたけど。「佐山(サトル)さんは凄い、前田(日明)さんの悪口ばっかり書いてあった」って。そんなに前田さんのことを悪く書いてるの?

――うーん、悪口だと受け止める人もいるでしょうね。ちなみにボクはそうは思わなかったんですけど……(笑)。

金原 でも、これって旧UWFの話なんでしょ?

――それが新生UWFやその後のUの話も書かれてるんです。修斗関係者でリングス初期にブレーンとして関わっていた若林太郎氏の証言なんかをもとに、KOKルールに移行する前のリングスは、初期と比べて競技ルールは減少していった……とまとめられてるんですね。

金原 えっ? 俺は死ぬほどやってたよ!! 9割は競技ルールだったよ。

――ほとんどじゃないですか!!(笑)。この本はかなり面白いんですけど、後半のリングスが誤解される書き方がされてるんですね。

金原 リングスジャパンの選手はだいたい競技だったよ。Tさんはちょっと少なかったけど(笑)。

――Tさんも要所で競技をやってたからリングスのエースだったんじゃないですか?


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