圧巻の一本勝ちで地上波全国デビューを飾ったジョシカク怪獣KINGレイナインタビュー!! リングを下りても大暴れ、ビッグマウスを味わってください!(聞き手/松下ミワ)
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レイナ (Tシャツにサラサラとサインをしながら)はい、天心。これでいい?
レイナ じゃ、天心、またなー。
那須川 はい! 失礼します!
レイナ さて……と。あ、次はDropkickの取材っすか?
──今日はよろしくお願いします!(笑)。
レイナ はい、どうも。
──いやあ、それにしてもKINGレイナ選手、あの“神童”那須川天心選手にもサインをおねだりされる
なんて、ファンのみならず、ファイターの皆さんからも大人気ですねえ(※那須川選手は友人に頼まれたサインをもらっていたそうです)
──家来!(笑)。那須川選手も家来なんですか?
レイナ 天心? 天心は若干家来になりつつありますね(キッパリ)。
──若干家来(笑)。
レイナ 天心は最近、私の王冠をよく被りにきますしねー。まあ、アイツはめっちゃかわいいんで。かわいいから全部許してますけどね。
──ホントに大人気ですね
レイナ そうっすかね? 人気っつーか、たぶん、みんな私のこと謎なんだと思うんですよ。
──たしかに、チュッパチャプスといい、クマのぬいぐるみといい、謎だらけです。
レイナ まあ、みんな試合のときのKINGレイナしか知らないだろうから、普段の私にも興味があるんじゃないですか? っていうか、これあげます。ハイ。
──えっ! これは、リング上でも紹介されていたクマさんシールじゃないですか。
レイナ あとは、これも。ハイ。
──これはKINGレイナ選手の名刺! いいんですか?
レイナ ま、今回は特別ってことで。それに私、“KING”なんで。“KING”は与えるのはあたりまえなんでね。
──お恵み、ありがとうございます(笑)。
――それにしても、昨日RIZINでのジャジー・ガーベルト戦は約20キロの体重差があったにも関わらず、素晴らしい勝利でした。
レイナ まあ、一言で言うと、思ったとおりの試合だったかなーという感じっすかね。私がリング上でやりたかったことはできたので。ま、当然の結果だと思いますけど。
──あの体格差で“当然の結果”ですか。試合前は、大舞台だからと言ってとくに気負うところもなく?
レイナ 全然っす。まったくないですね。「あ、なんかめっちゃ人がいるー。めっちゃテンション上がるじゃーん」みたいな。本番前にも演出のリハみたいなのがあるじゃないですか。もう、それを聞いている時点で「早く始まんないかなー」と思ってたんで。
──さすがの貫禄ですね。
レイナ そんなの、やってみたら緊張もしないし、結局そんなに気にならないもんですよ、ホントに。
──そして、あの試合開始早々の打撃戦ですからね。ホントにインパクトは抜群でした。
レイナ そうっすか? 自分の中では、とりあえずブン殴ることは決めてたんで。
──戦略だったんですね。
レイナ そうっすね。オーバーフックを当てて、倒して、そっからパウンドを落としてという。つーか今回、私はむしろパウンドがやりたかったんですよ。前回の試合であんまりできなかったんで。
──前回の試合というと、元UFCファイターのシェイナ・ベイズラーと闘ったDEEP JEWELSでの試合のことですね。判定3-0でKINGレイナ選手が完封勝利した。
レイナ あの試合は、パウンドがそんなに思いどおりにできなかったんですよ。だから今回、1ラウンドはちょっとパウンドを多めにやって、2ラウンド目に私の得意技の腕十字で勝つという感じで考えてたんで。で、実際に試合始まって、「あ、これイケるなー」って。
──ゲームプラン通りということは、1ラウンド目から勝利を確信していた。
レイナ そうっす。でも、1ラウンドは「ちょっとみんなを楽しませようかなー」と思ったんで、あえて極めなかったんですよね。
──ええええ!?(笑)。
レイナ やっぱり、“KING”はみんなに面白さを与えないといけないんで。
──そ、そんな余裕が!
レイナ 1ラウンド目終わって、インターバルに入るじゃないですか。そのときも、セコンドの人と「次、どうする?」「いやおまえ、あの作戦でしかいけないだろ?」「あははー、そうっすねー」みたいな感じで、みんなで笑ってたんで。最初から最後まで、全然落ち着いて試合やってましたから。