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【UFC7勝3敗】インディシーンのまだ見ぬ強豪プロレスラー、マット・リドルとは何者か■MMA Unleashed
Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回のテーマは……
インディシーンのまだ見ぬ強豪プロレスラー、マット・リドルとは何者か
UFCをクビになってからが本領発揮、当面の目標は新日本プロレス襲来
7歳の頃から大のプロレスファンだったマット・リドルは、プロレスラーになりたくて子どもの頃からアマレスに取り組み、高校時代にはニューヨーク州のアマレストーナメントで優勝した(同じ大会にはジョン・ジョーンズも出場していた)。その実力と実績、それにスター性のあるルックスを買われ、リドルはMMA戦績ゼロでTUF(ジ・アルティメット・ファイター)シーズン7(2008年)に出演を果たし、番組終了後にはそのままUFCと正式契約を交わした。MMA戦績ゼロでいきなりメジャーリーグUFCと契約をするファイターは非常に珍しい。それだけ将来を嘱望されていたのである。
リドルは2013年までにUFCで12試合に出場し、7勝3敗2ノーコンテストの戦績をあげている。ノーコンテストは11試合目と12試合目で、いずれもいったん勝利を収めながらも、後に薬物検査でマリファナ陽性が発覚し、試合結果がノーコンテストに覆されたものである。そして2回連続で薬物検査に失格した後、UFCはリドルに解雇を通告した。仮にノーコンテストを白星同等と考えれば、リドルは9勝3敗という優秀な戦績、しかも5連勝中に解雇されたことになる。入るときも出るときも、非常に珍しいパターンの選手であったということになる。
UFCをクビになった際、デイナ・ホワイトはマリファナで連続失格のリデルを冷たく突き放した。
「キミは年に3回だけ仕事をすればいい身だというのに、その3回の薬物検査にすら合格できないのか?なんて意志が弱くて、なんてマリファナに溺れているんだ。試合の前だけでもマリファナをやめておくということすらできないのか。現実世界でも薬物検査くらいあるんだぞ!」(『BloodyElbow』より)
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