プロレス業界のあらゆる情報に精通する事情通Zの「プロレス 点と線」――。今回のテーマは「観客動員」です!(聞き手/ジャン斉藤)



――ZERO1にタレントの三又又三が登場人物として絡みだして以降、あまり芳しくない客入りがイジられてきましたが、後楽園大会ではついに実数が発表されました。

事情通Z 613名。それまでZERO1は観客動員を発表してこなかったんだけど、社長の大谷晋二郎選手が「これが間違いなく実数です」と発表した。最近のZERO1は客入りは相当落ち込んでいて。決してつまらないわけじゃないんだけど……。

――それにしてもおもいきった手を打ってきましたね。お客が入らないと続かないのが興行ですが、全面に打ち出すのは最終手段というか。2年前のUFC大会も「入らないと日本の格闘技が終わっちゃいます!」みたいなメッセージを打ち出して。

 今回のUFC日本大会も苦戦したんでしょ。

――公式発表で8571人なんですが、どこまで実数なのかは不明です。格闘技興行ってかなり盛ってるというか、会場のキャパを超えた数字を発表するところがあって謎が多いんですね。なので今回はプロレス格闘技の観客動員発表がテーマです。

 一時期プロレス方面も「ウソだろ!?」っていう観客動員発表が続いていた。「後楽園ホールの座席数ではそこまで入らないだろ!」っていう。それが変わったのは新日本プロレスがブシロード体制になったあたりから、実数に近い発表になっていった。

――企業として不明瞭な数字は出せない。

 まあ明らかにウソだったから、ストレートに言うと(笑)。それから後楽園ホールはどこの団体も抑え気味の数字。


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