Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマは「ミルコ・クロコップ、USADA無視のベラトール強行参戦は是か非か」です!
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■「まだUFCなんか気にしているの?」米メディアに渦巻くUFC悲観論まとめ■米国人記者が語るイッテンヨン東京ドーム■地球上最強男スティペ・ミオシッチは、それでも時給14ドルで消防署で働くベラトール200(5月25日ロンドン)にミルコ・クロコップ(43)が登場、ロイ・ネルソン(41)と対戦することが発表された。両者は2011年10月のUFC 137でも対戦しており、その時にはネルソンが第3ラウンド、TKO勝ちを収めている。
クロコップは現在8連勝中(連勝記録の自己ベスト更新中)で、前回は昨年の大晦日、RIZINで高阪剛を62秒で撲殺してみせた。
一方のネルソンは前回、現在絶賛開催中のヘビー級グランプリの1回戦でマット・ミトリオンに敗退している(マジョリティディシジョン、ベラトール194、2月16日)。試合後には勝者ミトリオンが、ネルソンはグラウンド・アンド・パウンドをする時、足の親指を金網に引っ掛けて体勢を保っていた、不正で勝とうとするなんて見下げた男だとメディアにぶちまけた。そんな昔の悪役プロレスラーのようなやり口がMMAで実際に有効なのかどうかはさておき、ネルソンは次のように反論、その余りにシュートな内容に誰しもが突っ込みの言葉を失ったのであった。
「マットは相も変わらず目くそが鼻くそを笑うような男だ。ヤツが不正にうるさいのは、ヤツが不倫をしているからだろう。最近はずっと、オレの周囲はその噂でもちきりなんだよ。ヤツはそのイライラをどこかで吐き出すしかなかったんだろう。オレは反則はしていない。ヤツが怒っている理由は、心の奥底で、本当は自分が勝っていなかったことを知っているからだろう」
恐怖のシュートトーカー、ネルソンは、ミルコ戦の発表を受けて早速クロコップにも噛(か)みついている。
「クロコップと戦うことになるとは、実のところ驚いている。次はクイントン・ランページ・ジャクソン戦になるものだとばかり思っていたが、ランページがやりたがらなかったらしく、クロコップ戦ということになったようだ。オレはリマッチ賛成派だ。負けた相手とのリマッチは常にやりたいと思っている。自分がそう思っている以上、他人にも同じチャンスをあげたいと思う」
「クロコップは確かに年々強くなってきていると思うが、それはスペシャル・サプリメントを使っているからだと見ている。普通よりもいいサプリメントのはずだ。オレの経験上、誰かがオレと戦いたいとか、オレを倒したいと言ってくる時には、有利になる材料が何かあるものなんだよ。いずれにせよオレは、誰とでも戦ってやる」
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