集団的自衛権については、読売新聞と産経新聞が支持に回り、反対の朝日、毎日とで「全国紙是非互角のようでも」、驚くことに地方紙はほぼ一斉に反対の社説を掲げている。

 8日付東京新聞は{39紙反対vs賛成3紙 地方紙は批判が圧倒」との標題の下、集団的自衛権行使容認閣議決定に対する地方新聞の社説・論説の見出しを掲載している。賛成2に北國新聞と富山新聞が入っているが実質同じ新聞とみてよく、賛成は2紙である。しかも首相のおひざ元まで、山口新聞が「専守防衛の国是揺らぐ」との社説を掲げている。

 全国紙が安倍政権でアメとムチで揺さぶられている中、地方紙には安倍政権の圧力が及びにくいのが最大の理由とみられる。○は賛成

 新聞名     見出し

北海道新聞:日本を誤った方向に導く

室蘭民報: 決め方が軽すぎる

東奥日報: 国民に改正の是非を問え

デーリー東北: 専守防衛の国是揺らぐ