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米コリア・ソサエティの存在感 - 『NEWSを疑え!』第623号(2017年10月12日号)
コメ0 NEWSを疑え! 86ヶ月前
Q:小川さんは当メルマガで、北朝鮮の金正恩体制はアメリカ仕込みのテクノクラート集団によって支えられている、若く経験不足で何をするかわからない暴君が勝手気ままに国を動かしているわけではない、という見方を繰り返し提示されています。そのテクノクラートたちの渡米や研修にアメリカのコリア・ソサエティが協力...
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知っていますかスカンクワークス - 『NEWSを疑え!』第622号(2017年10月5日号)
コメ0 NEWSを疑え! 86ヶ月前
Q:当メルマガ2017年9月7日号の編集後記に、沖縄県嘉手納基地に配備された米空軍の戦略偵察機SR-71が1972年ころ、ベトナムのハノイまで連日のように写真偵察をおこなっていたことが紹介されています。SR-71を開発したロッキード・マーティン社の秘密開発チーム「スカンクワークス」の責任者だったベン・リッチの著作に...
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ハイテク化と徴兵制──イスラエルの場合 - 『NEWSを疑え!』第621号(2017年10月2日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 86ヶ月前
集団的自衛権の限定的行使容認に対し、「自衛隊が海外で戦闘するようになると募集が困難になり、徴兵制が必要になる」という反対論がある。そうした徴兵制不可避論に対する、よくある反論の一つに、「兵器システムがハイテク化し、それを扱う兵士にも高度な知識と技能が求められるようになっているので、育成するには高...
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改めて論じるF-35 - 『NEWSを疑え!』第620号(2017年9月28日号)
コメ0 NEWSを疑え! 87ヶ月前
Q:改めて論じるシリーズ3回目のテーマは、F-35です。その国内生産初号機は2017年6月5日に三菱重工業小牧南工場で報道公開されました。防衛省は2017年8月31日、前年比2.5%増の5兆2551億円となる2018年度予算案の概算要求を財務省に提出しました。前年比増は6年連続で、予算規模は過去最大ですが、この中にはF-35の6機...
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米国の洪水被災地における殺虫剤の空中散布 - 『NEWSを疑え!』第619号(2017年9月25日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 87ヶ月前
ハリケーン・ハービーに伴う豪雨で洪水に見舞われた米テキサス州では、水溜まりで発生する蚊を駆除するため、広大な被災地に民間機と米軍機が殺虫剤を散布している。蚊を駆除するのは、復旧にあたる住民や作業員の負担を減らし、屋外で継続的に作業できるようにするため、また、マラリア、ウエストナイル熱、ジカ熱、感...
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改めてオスプレイの『危険性』について - 『NEWSを疑え!』第618号(2017年9月21日号)
コメ0 NEWSを疑え! 87ヶ月前
Q:今回は、改めて論じるオスプレイです。2016年12月には沖縄で空中給油中の事故があり、浅瀬に不時着水して大破、17年8月にはオーストラリア沖で揚陸艦への着陸失敗で墜落するという事故が起きました。注目されているだけに議論は避けられませんね。...
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改めて論じるNCWの時代 - 『NEWSを疑え!』第617号(2017年9月14日号)
コメ0 NEWSを疑え! 87ヶ月前
Q:北朝鮮が挑発をエスカレートさせて、軍事・防衛関連ニュースがしきりに流れ、人びともSNSなどで盛んに議論しています。そんな状況を見るにつけ、以前の当メルマガで「こうなっている」と基礎知識を解説済みの話を、ゼロから始める、あるいは間違ったままで繰り返すメディアや人びとが多いことに、驚かされます。いか...
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ブースト段階の北ミサイルを確実に破壊する方法 - 『NEWSを疑え!』第616号(2017年9月11日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 87ヶ月前
北朝鮮の弾道ミサイルを発射直後の上昇段階(ブースト段階)で、日本海上空の無人航空機から空対空ミサイルを発射して迎撃するシステムが米国で検討されており、小野寺五典防衛相も再任前から関わっている。...
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意外に知らない「参謀」のこと - 『NEWSを疑え!』第615号(2017年9月7日号)
コメ0 NEWSを疑え! 87ヶ月前
Q:以前のメルマガで、知的レベルの高い軍人や軍略家の話が出ました。そのとき連想したのが「参謀」です。戦前には参謀として名をはせた軍人がいましたね。自衛隊には統合幕僚監部と陸海空それぞれの幕僚監部があって、そこにいる幕僚が、つまりは参謀でしょう。今回は「参謀」の話を聞かせてください。...
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検証──読売と毎日の弾道ミサイル防衛報道 - 『NEWSを疑え!』第614号(2017年9月4日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 87ヶ月前
弾道ミサイルの探知と迎撃をもっとも確実に行える段階は、ロケットエンジンが燃焼しており、低速で、再突入体が分離していない、発射直後の上昇段階(ブースト段階)である。その一方で、従来の対空ミサイルやレーザーは射程が限られるので、ブースト段階の迎撃のためには、搭載機が弾道ミサイル発射国の領空で待機しな...
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「核抑止」をおさらいしよう - 『NEWSを疑え!』第613号(2017年8月31日号)
コメ0 NEWSを疑え! 88ヶ月前
Q:2017年7月7日、コスタリカとマレーシアが10年前に共同で国連に提出した「核兵器禁止条約」が122か国・地域の賛成で採択されましたが、米英仏ロ中はじめ核保有国、NATO(北大西洋条約機構)諸国、日本などは不参加でした。折しも北朝鮮が、核実験こそ手控えているものの弾道ミサイルの発射を繰り返しており、大陸間弾...
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北朝鮮が開発中の次なる弾道ミサイル - 『NEWSを疑え!』第612号(2017年8月28日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 88ヶ月前
北朝鮮は8月26日朝、ほぼ1か月ぶりに弾道ミサイルを発射した。韓国軍と米軍によると、短距離弾道ミサイルまたは誘導ロケット弾3発が、日本海側の江原道旗対嶺《キテリョン》から発射され、2発が250キロ飛行し、1発は発射直後に爆発した。誘導ロケット弾とは、多連装ロケットなどの発射体に誘導装置を追加して実質的に短...
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米国GAOが普天間移設で厳しい指摘 - 『NEWSを疑え!』第611号(2017年8月24日号)
コメ0 NEWSを疑え! 88ヶ月前
Q:2017年4月12日、朝日新聞が朝刊に「辺野古の滑走路『短すぎ』、米監査院が指摘県内代替地を要求」という記事を載せました。米政府監査院とは、GAO(Government Accountability Office)ですね。この指摘は、沖縄の普天間移設問題の今後に大きく影響するのではないかと思いますが、小川さんの考えを聞かせてください...
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北朝鮮はICBMエンジンを国産しているという指摘 - 『NEWSを疑え!』第610号(2017年8月21日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 88ヶ月前
北朝鮮の中長距離ミサイルのロケットエンジンがウクライナ製だとの分析を、米国の弾道ミサイル専門家(IISS=英国際戦略研究所ワシントン事務所シニアフェロー)のマイケル・エレマン氏が8月14日に発表し、ニューヨークタイムズが、米国の複数の情報機関の分析もエレマン氏と一致していると報じたことが、議論を呼んでい...
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ブラックハットを知らない日本人 - 『NEWSを疑え!』第609号(2017年8月17日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 88ヶ月前
Q:2020年東京オリンピック・パラリンピック大会を控え、日本はサイバー面のセキュリティを強化しなければいけない、という話になっています。小川さんの考えを聞かせてください。...
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文武両道が軍人の理想 - 『NEWSを疑え!』第608号(2017年8月10日号)
コメ0 NEWSを疑え! 88ヶ月前
Q:南スーダン派遣部隊の日報問題では、自衛隊組織の混乱ぶりが見るに堪えませんでした。また、2017年4~5月ころ、日本では自衛隊将官OBなどがテレビで「米軍は明日にも北朝鮮を先制攻撃か」と言い募っていました。米国でマティス国防長官が、冷静に説明し、政治家を鎮めていたのとは真逆の言動でした。日米の軍人を見...
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弾道ミサイルの弾頭、再突入体、シュラウド - 『NEWSを疑え!』第607号(2017年8月7日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 88ヶ月前
北朝鮮の弾道ミサイルについて、ニュースにならない日はないと言ってよいほどだ。しかし、そのわりに私たちは弾道ミサイルについての基礎知識を備えていないような気がする。そこで今回は弾道ミサイルの弾頭、再突入体、そしてシュラウドについて解説しておきたい。...
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『ハクソー・リッジ』が描く衛生兵 - 『NEWSを疑え!』第604号(2017年8月7日号)
コメ0 NEWSを疑え! 88ヶ月前
Q:映画好き軍事アナリストの小川さんは最近、どんな映画をご覧になりましたか?...
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イランは1日前、北朝鮮式の衛星打ち上げロケットを試射 - 『NEWSを疑え!』第605号(2017年7月31日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 89ヶ月前
7月27日は、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」を再び試射する可能性が世界の注目を集めていたが、イランはこの27日、北朝鮮の「銀河」シリーズに似た衛星打ち上げロケット「シムルグ」を試射した。...
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これがイスラエルの軍事産業だ - 『NEWSを疑え!』第604号(2017年7月27日号)
コメ0 NEWSを疑え! 89ヶ月前
Q:当メルマガのコラム「テクノ・アイ」や「ミリタリー・アイ」では、おなじみ静岡県立大学グローバル地域センター特任助教の西恭之さんが、イスラエルの軍事産業や武器輸出についてしばしばレポートしています。イスラエルの兵器開発思想や各国への売り込み方は、なかなかユニークですね。いかがですか?...
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米国が開発中の潜水艦の対潜能力を倍増する新兵器 - 『NEWSを疑え!』第603号(2017年7月24日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 89ヶ月前
米国防高等研究計画局(DARPA)は7月18日、潜水艦が他の潜水艦を探知できる範囲を大きく広げる技術を開発するための、460万ドル(5.1億円)の契約を、英BAEシステムズの米国法人と締結した。この技術は、Mk48魚雷と同じ直径53センチの無人潜水艇にアクティブ・ソナーを搭載するもので、DARPAは「移動式船外秘密通信・接...
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一口にヘルメットというけれど - 『NEWSを疑え!』第602号(2017年7月20日号)
コメ0 NEWSを疑え! 89ヶ月前
Q:ちょっと前のメルマガ(2017年5月25日号)で、ボディアーマーの基礎知識をうかがいました。ボディアーマーのルーツである全身をおおう甲冑は、鉄砲の登場で役に立たなくなり、頭を守るヘルメットと胴体上部を守る胸甲(鋼鉄製胸当て)に分かれた、という話でしたね。今回は、ヘルメットの基礎知識をお願いします。...
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北朝鮮も備える対艦ミサイル - 『NEWSを疑え!』第601号(2017年6月13日号)
コメ0 NEWSを疑え! 89ヶ月前
Q:北朝鮮は2017年6月8日午前、同国東海岸の元山《ウォンサン》付近から地対艦ミサイル数発を発射しました。今回は、対艦ミサイルの基礎知識をお願いします。...
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北朝鮮ICBMで露呈したロシアの早期警戒能力 - 『NEWSを疑え!』第600号(2017年7月10日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 89ヶ月前
北朝鮮が7月4日に試射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」について、7月6日号のミリタリー・アイでは3段式との見方を示したが、2段式であるとの北朝鮮側の発表が、朝鮮中央テレビの映像で裏付けられた。...
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尋常ではない海上自衛隊という海軍 - 『NEWSを疑え!』第599号(2017年7月6日号)
コメ0 NEWSを疑え! 89ヶ月前
Q:前々回メルマガではアメリカの空母打撃群についてうかがいました。日本の海上自衛隊は最近も、朝鮮半島に近づいた米空母と日本海で演習をおこなっています。その海上自衛隊を、小川さんは「『単能海軍』と呼んでよいほど、単一の機能が突出しています。それは対潜水艦戦(ASW)能力で、その部分こそ世界トップクラス...
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知っていますか、準弾道ミサイルのこと - 『NEWSを疑え!』第598号(2017年7月3日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 89ヶ月前
イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)は6月20日、対地ミサイルLORAを、貨物船の甲板上のトレーラーに載せたコンテナ型発射機から試射し、陸上の目標に命中させたと発表した。LORA(「長距離砲兵兵器システム」の英語の略語)は、ロケットで上昇・加速する一方、低い弾道によって防空レーダーから身を隠...
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原発大国・韓国というリスク - 『NEWSを疑え!』第597号(2017年6月29日号)
コメ0 NEWSを疑え! 90ヶ月前
Q:2017年6月19日、韓国の文在寅《ムン・ジェイン》大統領が、新規の原発計画を白紙化する、運転期限切れの原発も停止するなど「脱原発」を宣言しました。文大統領は福島第1原発事故や韓国の地震災害に言及しましたが、韓国の原発は北朝鮮の攻撃によってトラブルを起こすリスクもかかえています。韓国原発に何かあれば...
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米国の空母を語るときの常識 - 『NEWSを疑え!』第595号(2017年6月22日号)
コメ0 NEWSを疑え! 90ヶ月前
Q:北朝鮮が弾道ミサイルなどの発射を繰り返すなか、米海軍の空母2隻を中心とする二つの空母打撃群が朝鮮半島に近づきました。空母打撃群について解説してください。...
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米国、ミサイル防衛用レーザーの開発を再開 - 『NEWSを疑え!』第594号(2017年6月19日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 90ヶ月前
米国防総省ミサイル防衛局が、弾道ミサイルを発射直後の上昇段階(ブースト・フェイズ)で撃墜するための、空中発射レーザーの開発を再開する。...
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日本の特殊部隊の「現実」 - 『NEWSを疑え!』第593号(2017年6月15日号)
コメ0 NEWSを疑え! 90ヶ月前
Q:北朝鮮の軍事パレードに特殊部隊が登場して、話題になりました。この機会に、日本の特殊部隊についても見ておきたいのですが。...
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イラン製無人攻撃機は「プレデターなみ」 - 『NEWSを疑え!』第592号(2017年6月12日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 90ヶ月前
確かに政権を揺さぶる話ではありますが、もっと大事なことが手つかずのまま放置されているわけで、そば屋の話で貴重な国会審議の時間を浪費してほしくない、というのが日本の前途を思う人たちの気持ちです。...
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知っておこうNSAのこと - 『NEWSを疑え!』第591号(2017年6月8日号)
コメ0 NEWSを疑え! 90ヶ月前
Q:メルマガ2017年3月2日号で、「映画『スノーデン』が問いかけるもの」についてうかがいました。関連して、スノーデンが所属していたNSA(米国家安全保障局)について、整理してください。...
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進化型スティンガーは超小型ドローンにも有効 - 『NEWSを疑え!』第590号(2017年6月5日特別号)
コメ0 NEWSを疑え! 90ヶ月前
スティンガーといえば、ソ連軍と戦うアフガニスタンのゲリラに1986年から米国が供与し、ソ連軍の攻撃ヘリコプターや輸送機を撃墜して戦局を一変させたことで有名な、携帯式防空ミサイルシステムである。...
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2つのKoreaの駐日代表部 - 『NEWSを疑え!』第589号(2017年6月1日号)
コメ0 NEWSを疑え! 91ヶ月前
いまの米朝関係を見ていると、かつての米国とソ連の関係が目に浮かび、デジャブ(既視感)のような感覚にとらわれます。...