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石川 温の「スマホ業界新聞」

                   2015/10/24(vol.152)

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《目次》
1.孫社長とニケシュ氏の対談で見えた「後継者の条件」
━━ソフトバンクは日本企業ではなくなっていくのか
2.「人に寄り添うスマホ」を目指すシャープ・AQUOS
━━エモパーで培ったノウハウはロボホンで生きてくるのか
3.MVNOを迷わす、ユーザーのトラブル対応
━━格安スマホユーザーに問われる「質問力」
4.今週のリリース&ニュース
5.編集後記

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1.孫社長とニケシュ氏の対談で見えた「後継者の条件」
━━ソフトバンクは日本企業ではなくなっていくのか
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 10月22日、ソフトバンクアカデミアは特別講義として、孫社長と、実質的な後継者として指名したニケシュ・アローラ氏との対談を実施した。
 取材に行ってみたが、とても面白く、「これなら、孫社長の後継者にふさわしいな」と思ってしまったほどだった。
 これまでニケシュ氏がどういった人柄なのか謎に包まれていた。しかし、孫社長と対談するニケシュ氏は、もちろん頭脳明晰でありながら、ユーモアがあり、人を惹きつける話し方をするビジネスマンであった。
 一方的に喋る続ける孫社長に対し、時間通りに進行をうまいことまとめつつ、孫社長に対して、時にはジョークで返したり、孫会長が幼少期は日本国籍ではなかったこと、アリババのジャック・マーとの出会いなどを上手いこと突っ込んでいた。
 本来ならば、孫社長がホスト役を務めてもおかしくないはずだが、ニケシュ氏がうまいこと、孫社長を転がしているのが印象的だった。まさに1時間30分、「ニケシュの部屋」と化していたようだった。