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東京23区 高すぎる国保料に悲鳴
「払えない」「限界」役所に殺到
共産党 一貫して軽減主張
都が支援300億円減額
国民健康保険料(税)の「納付通知書」の送付が始まっています。東京23区内では、年2万円から16万円もの値上げの人もいます。受け取った住民から「高くて払えない」「毎年値上げが繰り返され、もう限界」と悲鳴が上がっています。
大田区在住の女性(69)は病気の子ども2人を抱え、シルバーセンターで働いています。「年金生活の両親が保険料を払ってくれていますが、ギリギリの生活です。私の収入もわずかなのに、また1万円以上も上がった。覚悟はしていましたが大変です」
12日に通知書を発送した大田区では、翌13日から問い合わせが相次ぎ、同日窓口を訪ねた区民は101人、電話は約300件。平日の2日間で393人が訪ね、電話は900件近くにのぼりました。
10日発送の杉並区では、国保資格係応対分だけで電話が11日から4日間で947件にのぼりました。窓口対応は4日間で180人でした。
石原・猪瀬都政は、区市町村の国保財政への独自支援額を320億円から43億円に減額しました。その結果、国保料(税)の大幅値上げを招いています。
日本共産党は、軽減するための財政支援の充実を一貫して主張。3月都議会でも、高すぎる国保料を軽減するために、都が区市町村に財政補助して1世帯5000円を減額する予算組み替え案を提出しました。しかし、自民・公明・民主・生活者ネットの各党は、これに反対しました。
日本共産党は、都議選で「1世帯5000円の引き下げ」を訴えています。